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露ステルス機、まさか米国の盗作? 空気吸入口のデザインは酷似

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

MRF-54Eのデザイン。[写真 TheDEWLine ツイッターアカウント]

ロシアは最近新鋭ステルス戦闘機を公開したが、この戦闘機は米国戦闘機のデザインを盗用したものではないかという疑惑が浮上している。もちろん米国と欧州の専門家の間からだ。

これに先立ちロシアは今月20日(以下、現地時間)、モスクワ近郊のジュコーフスキー空港で開かれた「MAKS-2021」エアショーで「チェックメイト」を公開した。同機は「Su-57フェロン」の次にロシアが開発したステルス戦闘機だ。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はこの席で「ロシア航空産業が新しく、競争力のある航空機の設計ができること示した」と自慢した。




しかし米国の航空専門メディア「Aviation Week」の軍事分野エディターであるSteve Trimble氏は「スホーイ社のチェックメイトの形状は、1990年代米国防衛企業ノースロップ社が公開した格安戦闘機デザインと比較するとそっくりそのまま真似たと非難しているわけではないが、両者の共通点と差異点を見つけてその理由について考えてみることは興味深い」とツイートした。

米国のノースロップ(現在のノースロップ・グラマン)はステルス戦略爆撃機「B-2スピリット」を開発した会社だ。同社は1991年デイトンエアショーで「MRF-54E」という戦闘機の模型を展示した。MRFは多目的戦闘機(multi-role fighter)の略称だ。当時米国空軍はステルス戦闘機「F-22ラプター」を採択して「F-16ファイティング・ファルコン」に代える新型戦闘機事業を推進していた。これがMRFだった。MRFはその後JSF(統合打撃戦闘機)に発展し、その結果が「F-35ライトニングII」だ。

MRF-54Eは91年にノースロップがロッキード(現在のロッキードマーチン)とATF(先進戦術戦闘機)で競争するときに公開した「YF-23」の低価格モデルだ。ノースロップはロッキードの「YF-22」に敗れ、結局これが「F-22」につながった。

ドイツの航空専門家Rupprecht Deino氏も、ツイッターでチェックメイトとMRF-54Eの模型を比較した。

実際に両戦闘機を比較すると胴体下段の空気吸入口をはじめ、さまざまな面で酷似していた。だが、2人ともチェックメイトがMRF-54Eをそのまま複製したと主張してはいない。しかしデザインをそのまま反映している点ははっきりと強調した。

チェックメイトを開発したロシア国営航空機メーカー「ロステック」はこのような論争に対して「ロシアは先端軍用機を完全に自主開発・生産できる能力を備えた数少ない国の一つ」としながら「特に戦闘機の製作では先導的」と明らかにした。

世界的にステルス戦闘機を自主開発・生産しているのは米国、ロシア、中国だ。中国はステルス戦闘機「J-20」と「J-31」を独自開発したと主張しているが、米国は中国が米国の防衛産業企業と政府部署をハッキングして盗み出した情報で製作したのではないかと疑っている。



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