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<東京五輪>「アンチ・セックス」議論の段ボールベッド会長が言及した「マットレスの秘密」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
23日の東京五輪開幕を前に、意外にも段ボールのベッドが最大の話題となっている。

◆五輪序盤に話題になった段ボールベッド

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のパンデミックという時代的状況に合わせ、性的濃厚接触を防止するためだというデマが瞬く間に広まった。一部の海外メディアは「アンチ・セックスベッド」と別名した。


米国代表の陸上男子ポール・チェリモ選手が17日、ツイッターで「誰かがベッドで小便でもしたら、箱が濡れてベッドが崩れるだろう」とコメントし「私はこれから床で寝る練習をする」と皮肉った。

これに対し、体操アイルランド代表のリース・マクレナハン選手は19日、「性関係防止ベッド」というのは「フェイクニュース」とし、ベッドの上で飛び跳ねる様子を公開した。東京五輪の公式アカウントは、マクレナガン選手の投稿を共有し、歓迎した。

◆続く議論

しかし、その後も段ボールベッドに対する相反する評価と議論が続いている。

ボートニュージーランド代表のマイケル・ブレイク選手は21日、ベッドに座るとベッドが大きくへこみ、爆笑する様子をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に投稿した。水泳ニュージーランド代表のルイス・クレアバート選手は、ベッドの3分割されているマットレスを見せ、「プラスチックのようだ」と質感を説明した。

一方、同日、オーストラリアの女子ホッケー選手が5人でベッドの上に上がってもびくともしないベッドを写した団体ショットを公開した。選手3人がベッドの上で飛び跳ねる姿も公開した。ゴールキーパーのレイチェルアン・リンチ選手は「段ボールベッドの疑問が提起され、この部分をテストしてみることにした」とし「ベッドは活動するのに十分な強度があることを確認した」とコメントした。

◆ベッドメーカー代表「技術詰め込んだのはマットレス」

日本の日刊スポーツはベッドメーカー「エアウィーブ」社の高岡本州会長(61)にインタビューした。エアウィーブは浅田真央さんなどを長い間後援してきた。

高岡会長は「アンチ・セックスベッド」論争について「そういう行為をさせないためというのは勘違い。SNSの威力にびっくりした」とし、マットレスの上で飛び跳ねて安全性を証明したマクレナハン選手について言及して「彼のツイッターに返事をして感謝を伝えた。秘密は上のベッドマットレスにあるから、そこもよく見てほしい」と語った。

高岡会長はマットレスが3つに分かれたことについて、「技術を詰め込んでいるのはマットレス。肩、腰、脚に分割され、表裏で硬さの異なるパーツを組み合わせて使う仕様になっている」とした。

高岡会長は段ボールは脆弱なイメージがあるという質問に対して、「誤解。木材やスチーム製でも試し、最も耐衝撃性があったのが段ボールだった。200キロまで耐えられる。マクレナハン選手より重い人でも実験した」とし「『段ボールかよ』というのはしょうがない。理解が深まる途中のプロセスだと思っている」とした。

また、高岡会長は「(コロナという)厳しい状況で開催される五輪だ。会議でコミュニケーションを円滑にするために行われる『アイスブレイク』という時間がある。今回の話題が、緊張を解かしてくれるアイスブレイクになればいいと思う」と述べた。



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