ソウル江南(カンナム)現代百貨店貿易センター店発の集団感染を受け、デパート業界全体が直撃弾を受けている。デパート食品館で職員2人の感染がまず確認された後、集団感染につながったという事実が伝えられ、デパートの客が大幅に減少したという。
◆ビニール手袋をして買い物をする主婦
8日昼12時ごろ、ソウル江南区にある江南ロッテ百貨店の地下1階の食品館。昼食の時間だが、食品館にある計20個のテーブルのうち5個しか埋まっていなかった。現代百貨店貿易センター店から2キロほど離れたデパートにも影響が及んでいるのだ。食品館で食堂を経営するAさんは「普段は子どもを連れて訪問する客が多いが、デパート内の集団感染があってから減少している」とし「昨日は昼食時間の売上が6万ウォン(約5750円)にしかならなかった」と話した。
デパートを訪れる客は60代が多かった。食品館の清掃を担当するチンさん(63)は「普段は30-50代の主婦が多いが、今日は60代の主婦ばかりが目立つ」とし「ワクチンを接種した60代だけが安全で、コロナ発生状況でもデパートに来るようだ」と語った。
地下1階の食品館の隣のスーパーでは、付近に住むキムさん(60)がビニール手袋をして買い物をしていた。最近になってよく見られる風景だ。キムさんは「コロナが心配で何度も手洗いをしなければいけないが、買い物をする時はそれができないのでビニール手袋をして来た」と話した。
◆普段の倍の消毒作業
ソウル瑞草区(ソチョグ)にある江南新世界百貨店の地下1階フードコートも同じだった。昼の12時、普段なら注文が殺到して忙しくなる時間帯だが、フードコート内の店員は暇そうだった。フードコートの座席も半分以上が空いていて約50人ほどだけが食事中だった。フードコート内で回転寿司店を経営するマネージャーのペクさん(64)は「今はデパートのフードコートの全職員が緊張状態にある」とし「感染者が発生して以降、一日の売上も30%ほど減少した」と話した。また「デパート側もフードコートで普段の倍以上の消毒作業をするなど非常事態を迎えている」と説明した。
フードコートを訪れた客の中には現代百貨店貿易センター店発のコロナ集団発生を知らない人が少なくなかった。住民のイさん(66)は「江南現代百貨店でそれほど多くの感染者が出たことを知らなかった。知っていればここで食事をしていなかった」と話した。続いて「最近のデルタ株はマスクの効果がそれほど高くないという話を聞いたので注意しなければいけない」と話し、すぐに席を外した。
◆他地域のデパートも緊張…職員は健康日誌を提出
ソウル中区(チュング)のロッテ百貨店でも「デパート発コロナ」のため緊張する雰囲気だ。昼休みに会社員が集まる地域の特性上、防疫を徹底している。食品コーナーの職員ソンさん(60)は「感染者が出ないか緊張している。毎日、朝の消毒や職員の健康状態などを書いた日誌を提出している」とし「食品館の職員のうち高齢の人たちは1回目のワクチン接種をすべて終えた状況」と伝えた。
◆水道の蛇口に注意
ソウル江南区の現代百貨店貿易センター店は12日まで1週間の臨時休業を伝えた。現代百貨店貿易センター店では7日午後6時基準で69人の感染者が確認されている。感染者は全員が貿易センター店の勤務職員と確認された。
防疫当局は職員が使用する共用空間で感染が広がった可能性に注目している。防疫専門家は共用空間のうち職員用トイレに注目した。貿易センター店地下1階には職員だけが使用できるトイレがある。市民は百貨店のトイレの水道の蛇口を触る時、以前よりも慎重になったと話す。
翰林大聖心病院の鄭ギ碩(チョン・ギソク)呼吸器内科教授は「水道の蛇口を通じた感染は定説の一つ。手を洗ったり歯磨きをするのでウイルスが多く、感染しやすいところ」と説明した。鄭教授は「感染を防ぐためには水道の蛇口を閉める前に紙タオルで先に手を拭き、その紙タオルを利用して水道の蛇口を閉める衛生守則を知っておく必要がある」と助言した。このほか、地下1階の更衣室などで職員がマスクを外して対話をし、感染した可能性も提起されている。
一方、現代百貨店は貿易センター店に勤務する全体の職員3600人余りを対象に新型コロナ全数検査を進めている。
◆ビニール手袋をして買い物をする主婦
8日昼12時ごろ、ソウル江南区にある江南ロッテ百貨店の地下1階の食品館。昼食の時間だが、食品館にある計20個のテーブルのうち5個しか埋まっていなかった。現代百貨店貿易センター店から2キロほど離れたデパートにも影響が及んでいるのだ。食品館で食堂を経営するAさんは「普段は子どもを連れて訪問する客が多いが、デパート内の集団感染があってから減少している」とし「昨日は昼食時間の売上が6万ウォン(約5750円)にしかならなかった」と話した。
デパートを訪れる客は60代が多かった。食品館の清掃を担当するチンさん(63)は「普段は30-50代の主婦が多いが、今日は60代の主婦ばかりが目立つ」とし「ワクチンを接種した60代だけが安全で、コロナ発生状況でもデパートに来るようだ」と語った。
地下1階の食品館の隣のスーパーでは、付近に住むキムさん(60)がビニール手袋をして買い物をしていた。最近になってよく見られる風景だ。キムさんは「コロナが心配で何度も手洗いをしなければいけないが、買い物をする時はそれができないのでビニール手袋をして来た」と話した。
◆普段の倍の消毒作業
ソウル瑞草区(ソチョグ)にある江南新世界百貨店の地下1階フードコートも同じだった。昼の12時、普段なら注文が殺到して忙しくなる時間帯だが、フードコート内の店員は暇そうだった。フードコートの座席も半分以上が空いていて約50人ほどだけが食事中だった。フードコート内で回転寿司店を経営するマネージャーのペクさん(64)は「今はデパートのフードコートの全職員が緊張状態にある」とし「感染者が発生して以降、一日の売上も30%ほど減少した」と話した。また「デパート側もフードコートで普段の倍以上の消毒作業をするなど非常事態を迎えている」と説明した。
フードコートを訪れた客の中には現代百貨店貿易センター店発のコロナ集団発生を知らない人が少なくなかった。住民のイさん(66)は「江南現代百貨店でそれほど多くの感染者が出たことを知らなかった。知っていればここで食事をしていなかった」と話した。続いて「最近のデルタ株はマスクの効果がそれほど高くないという話を聞いたので注意しなければいけない」と話し、すぐに席を外した。
◆他地域のデパートも緊張…職員は健康日誌を提出
ソウル中区(チュング)のロッテ百貨店でも「デパート発コロナ」のため緊張する雰囲気だ。昼休みに会社員が集まる地域の特性上、防疫を徹底している。食品コーナーの職員ソンさん(60)は「感染者が出ないか緊張している。毎日、朝の消毒や職員の健康状態などを書いた日誌を提出している」とし「食品館の職員のうち高齢の人たちは1回目のワクチン接種をすべて終えた状況」と伝えた。
◆水道の蛇口に注意
ソウル江南区の現代百貨店貿易センター店は12日まで1週間の臨時休業を伝えた。現代百貨店貿易センター店では7日午後6時基準で69人の感染者が確認されている。感染者は全員が貿易センター店の勤務職員と確認された。
防疫当局は職員が使用する共用空間で感染が広がった可能性に注目している。防疫専門家は共用空間のうち職員用トイレに注目した。貿易センター店地下1階には職員だけが使用できるトイレがある。市民は百貨店のトイレの水道の蛇口を触る時、以前よりも慎重になったと話す。
翰林大聖心病院の鄭ギ碩(チョン・ギソク)呼吸器内科教授は「水道の蛇口を通じた感染は定説の一つ。手を洗ったり歯磨きをするのでウイルスが多く、感染しやすいところ」と説明した。鄭教授は「感染を防ぐためには水道の蛇口を閉める前に紙タオルで先に手を拭き、その紙タオルを利用して水道の蛇口を閉める衛生守則を知っておく必要がある」と助言した。このほか、地下1階の更衣室などで職員がマスクを外して対話をし、感染した可能性も提起されている。
一方、現代百貨店は貿易センター店に勤務する全体の職員3600人余りを対象に新型コロナ全数検査を進めている。
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