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「デルタ株危機」 世界はいま…米・独で優勢、インドネシアでは90%

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
新型コロナの変異ウイルス「デルタ株」のため世界防疫当局が緊張している。米国とドイツではデルタ株が優勢になっている。インドでは90%がデルタ株という。

ロイター、AP通信などによると、米疾病対策センター(CDC)の6月後半の集計(6月20日-7月3日)では、新規感染者のうちデルタ株感染が51.7%だった。前回の集計(6月6-19日)では30.4%だった。アルファ株は6月序盤の44.2%から6月後半には28.7%に減少した。米国では最近、一日の新規感染者が1万-1万5000人という。米国内の1回以上のワクチン接種率は67.1%(6日基準)。

ドイツでも6月末基準でデルタ株が新規感染者の59%を占めたと、疾病管理当局のロベルト・コッホ研究所(RKI)が7日明らかにした。7日基準で一日の新規感染者数は985人。一日に2万人の感染者が出ていた5月と比較すると大幅に減少しているが、最近はデルタ株の拡大に緊張している。シュパーン保健相は7日のラジオ放送で、ワクチン接種ペースを見ながら残りの防疫規制解除を検討すると述べた。ドイツの1回以上のワクチン接種率は57%。


インドネシアでは7日、新規感染者数が3万4000人にのぼった。インドネシアでは新規感染者数が先月から急増し、先週から感染ペースがさらに加速している。インドネシアのルフット海洋・投資担当調整相は「最近ジャカルタの感染者の90%はインド発のデルタ株」と注意を促した。

日本は五輪開幕を控えた東京の状況が悪化し、緊張している。東京都では7日、920人の新規感染者が発生した。東京の新規感染者数が一日900人を超えたのは5月13日(1010人)以来8週ぶり。日本は先月21日に解除した東京の緊急事態宣言を五輪開幕を控えて今月12日から来月22日までまた発令することにした。当初、観客を入れることにした五輪の競技も無観客で行われる可能性が高まった。

一方、ブラジルはデルタ株の拡大に対応するため保健当局が2回目のワクチン接種時期を予定より操り上げることにした。

デルタ株はインドで初めて発見され、各国に急速に拡大中で、アルファ株(英国発)に比べて伝染力が40-60%高いとみられている。



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