韓国で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の一日感染者が1000人を超えた。第3波の最中だった1月4日(1020人)以降、184日ぶりで歴代2番目となる。ソウルは568人で歴代最高だ。専門家は、事実上、第4波が始まったと分析する。先の第1~3波よりもはるかに波の高さが大きく、余波もまた長引く可能性があるという懸念が出ている。
6日、防疫当局やソウル市など地方自治体によると、この日午後9時基準の新規感染者は1145人だ。ソウルと京畿(350人)、仁川(インチョン)(57人)など首都圏が圧倒的に多い。この傾向で増えれば、昨年12月25日(1240人)の歴代最多感染者数を越える可能性もある。最近1週間の新規感染者は一日平均768人だ。「社会的距離の確保」段階調整基準である711人をはるかに超えた。
感染者が爆発的に増えている理由として、当局は首都圏の20~30代感染者の発生率が急増している点を挙げた。中央防疫対策本部のイ・サンウォン疫学調査分析団長は「首都圏の若年層が主に利用する飲食店密集地域で発生が増加していて、さまざまな施設を繰り返し利用しながら不特定多数に伝播する危険が高まっている」と話した。
若年層の感染者が多いのは接種率の低さが大きな理由だ。韓国内のワクチン1次接種率はこの日基準30%で、接種完了者は10.5%にすぎない。そのうえ60歳以上に対する1次接種はある程度済んだものの、彼らに対する2次接種や若年層1次接種はまだ先が遠い。
今月5日基準で国内ワクチン残高は合計180万回分だ。一日最大30万~40万人に接種が可能な点を考慮すると1週間で消耗してしまう。7月末までにファイザーを含めたワクチン1000万回分が入ってくる予定だが、差し当たって2~3週間はワクチン“端境期”に直面することになる。
第4波が現実化した今、拡大の余波が大きく長引くという展望が出ているのは、「K防疫」の核心要素である疫学調査を通した接触者追跡・遮断が難しくなったためだ。第1~3波時は特定集団で大規模感染が発生したとすると、今では地域社会内で小規模感染が散発的に続いていて、感染経路の分からない感染者が増加している。最近1週間の全体感染者のうち、感染経路が確認されなかった比率は28.4%で4週間前(24%)より約4%ポイント上昇した。
一日コロナ新規感染者1145人…韓国で第4波が始まった(2)
6日、防疫当局やソウル市など地方自治体によると、この日午後9時基準の新規感染者は1145人だ。ソウルと京畿(350人)、仁川(インチョン)(57人)など首都圏が圧倒的に多い。この傾向で増えれば、昨年12月25日(1240人)の歴代最多感染者数を越える可能性もある。最近1週間の新規感染者は一日平均768人だ。「社会的距離の確保」段階調整基準である711人をはるかに超えた。
感染者が爆発的に増えている理由として、当局は首都圏の20~30代感染者の発生率が急増している点を挙げた。中央防疫対策本部のイ・サンウォン疫学調査分析団長は「首都圏の若年層が主に利用する飲食店密集地域で発生が増加していて、さまざまな施設を繰り返し利用しながら不特定多数に伝播する危険が高まっている」と話した。
若年層の感染者が多いのは接種率の低さが大きな理由だ。韓国内のワクチン1次接種率はこの日基準30%で、接種完了者は10.5%にすぎない。そのうえ60歳以上に対する1次接種はある程度済んだものの、彼らに対する2次接種や若年層1次接種はまだ先が遠い。
今月5日基準で国内ワクチン残高は合計180万回分だ。一日最大30万~40万人に接種が可能な点を考慮すると1週間で消耗してしまう。7月末までにファイザーを含めたワクチン1000万回分が入ってくる予定だが、差し当たって2~3週間はワクチン“端境期”に直面することになる。
第4波が現実化した今、拡大の余波が大きく長引くという展望が出ているのは、「K防疫」の核心要素である疫学調査を通した接触者追跡・遮断が難しくなったためだ。第1~3波時は特定集団で大規模感染が発生したとすると、今では地域社会内で小規模感染が散発的に続いていて、感染経路の分からない感染者が増加している。最近1週間の全体感染者のうち、感染経路が確認されなかった比率は28.4%で4週間前(24%)より約4%ポイント上昇した。
一日コロナ新規感染者1145人…韓国で第4波が始まった(2)
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