2019年12月24日に中国・成都で文在寅大統領と安倍晋三首相(当時)が首脳会談をするのに先立ち握手している。韓日首脳会談はこの日以降中断された状態だ。[写真 青瓦台写真記者団]
国際政治学者は大国間の戦争あるいは対立の原因をたびたびパワートランジション(勢力移行)に求める。北東アジア3カ国間に起きた力学関係の躍動的変換過程こそ域内国の対立の背景を提供しているといっても過言ではない。韓日関係に限定してみる場合、両国の国力の差は劇的に縮まっている。1965年の修交当時、日本は韓国の30倍を超える国力を持っていた。しかし1990年には10倍、2010年には5倍に変わり、ついに2020年には3倍まで間隔が狭まった。1人当たり国内総生産(GDP)の場合、もうほとんど差がなくなり、就業者基準1人当たり所得だけ見れば韓国が4万2300ドル、日本が3万8600ドルでむしろ逆転した。
<最悪の韓日関係 突破口は>韓日関係は多国間協力牽引の基盤(2)
この記事を読んで…