性売買あっ旋、海外遠征賭博などの容疑で起訴された男性グループＢＩＧＢＡＮＧ（ビッグバン）の元メンバーＶ．Ｉ（ヴィアイ）で本名イ・スンヒョン被告（３１）に韓国軍検察が懲役５年と罰金２０００万ウォン（約１９７万円）を求刑した。

軍検察は１日、地上作戦司令部普通軍事裁判所（裁判長ファン・ミンジェ大佐）の審理で開かれた結審公判で「被告人は他人に責任を転嫁していて、誤った性認識と態度に対して厳重な処罰が必要」とし、裁判部にこのように要請した。

イ被告は性売買斡旋等行為の処罰に関する法律違反（性売買斡あっ旋等・性売買）、常習賭博、外国為替取引法違反、性暴行犯罪の処罰等に関する特例法違反（カメラ等利用撮影）、食品衛生法違反、業務上横領、特定経済犯罪加重処罰等に関する法律違反（横領）、特殊暴行教唆など容疑で起訴された。


イ被告は２０１５年１２月から２０１６年１月まで投資誘致のために海外投資家に性売買をあっ旋し、ほぼ同じ時期に本人も直接買春をしていた容疑がもたれている。

また、ソウル江南（カンナム）の飲食店「モンキーミュージアム」ブランド使用料名目などでクラブ「バーニングサン」の資金５億２８００万ウォンを横領し、職員弁護士費としてユリホールディングス会社資金２２００万ウォンを使った容疑もある。

あわせて２０１３年１２月から２０１７年８月まで米国ラスベガスなどで２２億ウォン相当を賭博に使い、賭博資金をドルで借りて事前申告をしなかった容疑ももたれている。

イ被告側はこれまで裁判で「被告人には性売買あっ旋をする動機自体がない」「賭博目的で米国を訪問したのではない」など、外国為替取引法違反を除くすべての容疑を否定してきた。

イ被告は前日開かれた２４回公判では性売買あっ旋容疑に関連し、メッセンジャーアプリ「カカオトーク」のメッセージで「よくしてくれる女で（準備してほしい）」と書いたことについて「私は『よく遊ぶ子たちで』としたと記憶している」とし「ｉＰｈｏｎｅ自動修正機能に伴うタイプミス」と主張したりした。