２度の結婚・離婚歴がある日本有名女性歌手が、自身は「男性」「女性」など両極端に性別を区分しない「ノンバイナリー（Ｎｏｎ－ｂｉｎａｒｙ）」だとカミングアウトした。自分の性別は男性とも女性とも定義できないという主張だ。

２９日、日本ジェンクシー（ＧＥＮＸＹ）など現地メディアによると、宇多田ヒカルは３日前、自身のインスタグラムライブを通じて「私はノンバイナリー。ハッピープライドマンス！」と明らかにした。「プライドマンス」は性少数者人権月間（６月）を指す。

宇多田はこれまで２回の破局を迎えた。１９歳だった２００２年、１５歳年上の写真作家兼映画監督の紀里谷和明と結婚したが５年後に離婚した。その後、２０１４年に８歳年下のイタリア人フランチェスコ・カリアーノ氏と結婚したが、４年後に離婚した。２人目の夫との間に息子を１人産んだ。


宇多田は最近も性別について懐疑的な主張を投稿していた。１週間前、ＳＮＳを通じて「『ミス・ミセス・ミズ』のどれかを選ばなきゃいけないことにうんざり。自分の婚姻状態や性別を前面に押し出す呼ばれ方に違和感しかない」とし「ミセス（Ｍｒｓ．）でもミス（Ｍｉｓｓ）でもミズ（Ｍｓ．）でもミスター（Ｍｒ．）でもなく、ミステリー・ウタダ（Ｍｙｓ．　Ｕｔａｄａ）」と綴った。

アルバム『Ｆｉｒｓｔ　Ｌｏｖｅ』で日本歴代単一アルバム販売量１位の記録を保有している宇多田は２００４年・２００７年・２００８年の３回、日本人が好きな歌手１位に挙げられたこともある人物だ。シンガーソングライターとして活動し、今年韓国でも公開予定の日本有名アニメ『シン・エヴァンゲリオン劇場版：｜｜』の主題歌も歌っている。