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現代車「コナ」17件目の火災、今度はノルウェーで…水入ったコンテナに移して鎮火

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

現代車蔚山(ウルサン)第1工場の「コナ」生産ライン 写真=現代車

現代自動車「コナ」電気自動車の火災がノルウェーでも発生した。人命被害はなかったが、今年2月に現代車がバッテリー交換を発表してから落ち着いていた電気自動車の火災に対する不安感がまた高まっている。コナ電気自動車の火災事故は18日にも忠清南道保寧(ボリョン)の海水浴場付近で発生した。

◆水が入ったコンテナに入れて鎮火

24日のインサイドEVなど海外メディアによると、21日、ノルウェーの首都オスロのある道路付近の駐車場にあったコナ電気自動車で火災が発生した。ほとんどの電気自動車の火災事故と同じように、今回も車両下部のバッテリーの位置から出火した。現代車は「現在、事故について確認中」とのみ明らかにした。


オスロ警察によると、現場に出動した消防署員は火災が発生したコナ電気自動車に水をかけた後、濡れたファイヤーブランケットを車両にかぶせた。そして車両を持ち上げ、大容量の水が入ったコンテナに入れた。コナ電気自動車はコンテナに入れられた後、火が消えた。電気自動車の火災事故には熱暴走が伴うため、火を完全に制圧するのが相対的に難しい。

今回を含めてコナ電気自動車の火災事故は2018年の販売開始以降、国内外を合わせて計17件となった。国内が12件、海外が5件だ。現代車は昨年10月、コナ電気自動車のバッテリー管理システム(BMS)をアップデートする欠陥是正措置(リコール)を発表したが、その後も火災が続いた。結局、今年2月に「2018年5月から昨年3月まで生産したコナ電気自動車およそ2万5000台に対して高電圧バッテリーシステム(BSA)をすべて交換する自発的リコールを実施する」と明らかにした。

現代車ノルウェー法人は現地メディアに「事故の車両は正式輸入手続きを踏まず、リコール対象から除外されていたと把握している」と説明した。現地法人を通さず、蔚山(ウルサン)工場で生産された車を個人が輸入したという趣旨だ。コナ電気自動車は国内生産分にはほとんどLGエナジーソリューションのバッテリーを搭載し、東欧チェコ工場で量産に入った昨年からはSKイノベーションのバッテリーも採用している。

◆現代車、BMSアップデート要請

最近、現代車は個別支店、営業社員レベルで、まだバッテリー交換をしていないコナのリコール対象の所有者にBMSアップデートを要請している。BMSをアップデートして充電量を減らすことで、過度な充電による火災の危険を低めようという措置だ。通常の電気自動車安全マージン(バッテリー容量に対して充電せず残す部分)は8-12%だが、コナ電気自動車は3%にすぎなかった。



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