文在寅(ムン・ジェイン)大統領の欧州歴訪日程の儀典および広報に関連して批判が相次いでいる。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)は毎回、実務者のミスだと弁解するが、度重なるミスは偶然の反復でなく必然的な理由があることを意味する。
青瓦台は文大統領夫妻がオーストリアの宗教施設を訪問した事実を伝えるソーシャルメディアにオーストリアの国旗でなくドイツの国旗を掲載した。これを指摘するコメントが相次ぐと、あたふたと修正して「青瓦台の夜勤者のミス」と釈明した。小さなミスのように見えるかもしれないが、国賓訪問を受け入れたオーストリアの立場では極めて不快なことだ。2018年11月のチェコ訪問当時、青瓦台の公式英文アカウントに、すでに25年前に連邦解体と同時に消えた国号「チェコスロバキア」と表記した事例に匹敵するほどの欠礼だ。
先週末に英国で開催された主要7カ国(G7)首脳会議の出席者団体写真を無断編集し、公式広報アカウントに載せたのははるかに深刻だ。ミスではなく意図を持って編集したのが明白であるうえ、国際慣例上あり得ないことが堂々と生じたからだ。編集された相手国に対する配慮は眼中にもない無礼の極致だ。このように国格に墨を塗りながら「写真1枚で見る大韓民国の地位」というタイトルをつけた。さらに青瓦台の広報首席秘書官は「文大統領の位置が大韓民国の今日」とコメントした。外交欠礼であると同時に国民に向けて赤面するような嘘をついたのだ。しかもここにいた国家首脳11人のうち文大統領だけがノータイだった。活力があることを見せようというイメージ演出だったのかもしれないが、これも欠礼といえば欠礼だ。
韓国で先月開催されたP4G首脳会議では、開幕式で上映された映像に北朝鮮の綾羅島(ヌンラド)映像を入れる大型事故を起こした。青瓦台は「それが何の問題なのか」という対応をして、さらに激しい批判を受けた。これが青瓦台のマインドだ。
個別事案の一つ一つを見ると「ミス」かもしれない。しかしミスが繰り返されるのはそれなりの理由がある。繰り返された事例は、徹底的に儀典を管理してミスを防ぐのではなく、対外的イメージと広報を重視する雰囲気が反映された結果とみるべきだ。よく訓練されている儀典専門家より広報と演出に慣れた人が中心にいる青瓦台の該当部署の陣容とも無関係ではないだろう。本質的な成果よりも見栄えと広報を重視して自画自賛が身についている人たちの目では、こうしたミスを正確に取り除くことができない。実務者のミスであって大したことではないものとして済ませるため、失敗が続く。
度重なるミスはもはやミスではない。学芸会の発表を控えて反復訓練に汗を流す小学生でも分かる事実だ。青瓦台が痛感して銘記すべきことだ。
青瓦台は文大統領夫妻がオーストリアの宗教施設を訪問した事実を伝えるソーシャルメディアにオーストリアの国旗でなくドイツの国旗を掲載した。これを指摘するコメントが相次ぐと、あたふたと修正して「青瓦台の夜勤者のミス」と釈明した。小さなミスのように見えるかもしれないが、国賓訪問を受け入れたオーストリアの立場では極めて不快なことだ。2018年11月のチェコ訪問当時、青瓦台の公式英文アカウントに、すでに25年前に連邦解体と同時に消えた国号「チェコスロバキア」と表記した事例に匹敵するほどの欠礼だ。
先週末に英国で開催された主要7カ国(G7)首脳会議の出席者団体写真を無断編集し、公式広報アカウントに載せたのははるかに深刻だ。ミスではなく意図を持って編集したのが明白であるうえ、国際慣例上あり得ないことが堂々と生じたからだ。編集された相手国に対する配慮は眼中にもない無礼の極致だ。このように国格に墨を塗りながら「写真1枚で見る大韓民国の地位」というタイトルをつけた。さらに青瓦台の広報首席秘書官は「文大統領の位置が大韓民国の今日」とコメントした。外交欠礼であると同時に国民に向けて赤面するような嘘をついたのだ。しかもここにいた国家首脳11人のうち文大統領だけがノータイだった。活力があることを見せようというイメージ演出だったのかもしれないが、これも欠礼といえば欠礼だ。
韓国で先月開催されたP4G首脳会議では、開幕式で上映された映像に北朝鮮の綾羅島(ヌンラド)映像を入れる大型事故を起こした。青瓦台は「それが何の問題なのか」という対応をして、さらに激しい批判を受けた。これが青瓦台のマインドだ。
個別事案の一つ一つを見ると「ミス」かもしれない。しかしミスが繰り返されるのはそれなりの理由がある。繰り返された事例は、徹底的に儀典を管理してミスを防ぐのではなく、対外的イメージと広報を重視する雰囲気が反映された結果とみるべきだ。よく訓練されている儀典専門家より広報と演出に慣れた人が中心にいる青瓦台の該当部署の陣容とも無関係ではないだろう。本質的な成果よりも見栄えと広報を重視して自画自賛が身についている人たちの目では、こうしたミスを正確に取り除くことができない。実務者のミスであって大したことではないものとして済ませるため、失敗が続く。
度重なるミスはもはやミスではない。学芸会の発表を控えて反復訓練に汗を流す小学生でも分かる事実だ。青瓦台が痛感して銘記すべきことだ。
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