オーストリアを国賓訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が14日(現地時間)、「北が同意すれば新型コロナワクチンの供給に協力することを積極的に推進する」と述べた。ウィーンのホーフブルク宮殿でオーストリアのファンダーベレン大統領と首脳会談をした後の共同記者会見でだ。
文大統領は「韓国は米国との(新型コロナ)ワクチングローバルパートナーシップ合意に基づいてワクチンのグローバル生産ハブとなり、ワクチン普及を増やすことで、世界のコロナ退治に寄与しようと思う」とし「韓国がグローバル生産ハブの役割をする場合、北も当然、協力対象となる」と話した。
文大統領は「米国も北に対する人道主義的な協力を積極的に支持している」と伝えた。世界ワクチン免疫連合(GAVI)は11日、米国がファイザーの新型コロナワクチン提供を約束した中・低所得国家に北朝鮮も含まれると明らかにした。北朝鮮が1日、米国に向けて「一部の国がワクチン国粋主義で必要以上のワクチンを確保、保存する不公平な現実がみられる」と批判した後に出てきた反応だった。文大統領は昨年、コロナ克服を名分に、北朝鮮に「北東アジア防疫・保健協力体」参加を提案した。この日、北朝鮮に対するワクチン供給の可能性を表明したことで、北朝鮮がこれに呼応するかどうかも注目される。ファンダーベレン大統領も「文大統領の意見に同意する」と述べた。
文大統領はバイデン政権の北朝鮮政策については「バイデン大統領は南北対話と協力に対する支持を表明した。南北対話と協力がさらに拡大すれば、それが米朝対話を促進する好循環の役割をすると信じる」と話した。文大統領はファンダーベレン大統領の招待で13日にオーストリアを国賓訪問した。1892年にオーストリアと修交して以降、韓国の大統領がオーストリアを訪問したのは今回が初めて。
一方、文大統領の海外歴訪に同行中の金正淑(キム・ジョンスク)夫人は14日午前、ファンダーベレン大統領夫人と共に「朝鮮王子の甲冑」が展示されたウィーン美術史博物館を訪問した。この甲冑は1892年の韓国・オーストリア修交直後、高宗(コジョン)が皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に贈ったものだ。金正淑夫人は博物館に続いて午後にはウィーン大学の植物園を訪問し、研究生らと対話した。
文大統領は「韓国は米国との(新型コロナ)ワクチングローバルパートナーシップ合意に基づいてワクチンのグローバル生産ハブとなり、ワクチン普及を増やすことで、世界のコロナ退治に寄与しようと思う」とし「韓国がグローバル生産ハブの役割をする場合、北も当然、協力対象となる」と話した。
文大統領は「米国も北に対する人道主義的な協力を積極的に支持している」と伝えた。世界ワクチン免疫連合(GAVI)は11日、米国がファイザーの新型コロナワクチン提供を約束した中・低所得国家に北朝鮮も含まれると明らかにした。北朝鮮が1日、米国に向けて「一部の国がワクチン国粋主義で必要以上のワクチンを確保、保存する不公平な現実がみられる」と批判した後に出てきた反応だった。文大統領は昨年、コロナ克服を名分に、北朝鮮に「北東アジア防疫・保健協力体」参加を提案した。この日、北朝鮮に対するワクチン供給の可能性を表明したことで、北朝鮮がこれに呼応するかどうかも注目される。ファンダーベレン大統領も「文大統領の意見に同意する」と述べた。
文大統領はバイデン政権の北朝鮮政策については「バイデン大統領は南北対話と協力に対する支持を表明した。南北対話と協力がさらに拡大すれば、それが米朝対話を促進する好循環の役割をすると信じる」と話した。文大統領はファンダーベレン大統領の招待で13日にオーストリアを国賓訪問した。1892年にオーストリアと修交して以降、韓国の大統領がオーストリアを訪問したのは今回が初めて。
一方、文大統領の海外歴訪に同行中の金正淑(キム・ジョンスク)夫人は14日午前、ファンダーベレン大統領夫人と共に「朝鮮王子の甲冑」が展示されたウィーン美術史博物館を訪問した。この甲冑は1892年の韓国・オーストリア修交直後、高宗(コジョン)が皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に贈ったものだ。金正淑夫人は博物館に続いて午後にはウィーン大学の植物園を訪問し、研究生らと対話した。
この記事を読んで…