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素手でコウモリを触っていて噛まれ…削除された中国武漢研究所の映像が公開

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

武漢のある墓地。武漢が封鎖された昨年1~4月の間、亡くなった市民相当数がこちらに安置されている。武漢=パク・ソンフン特派員

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の起源地が中国武漢市の研究所ではないかという疑惑が再び米国と英国の情報機関を中心に提起されている。

1日(現地時間)、英国BBCや米ニューヨーク・ポストなど外信は、台湾メディアを引用して、武漢ウイルス研究所(WIV)の研究陣が手袋やマスクなど個人保護装備(PPE)を着用しないままコウモリの排泄物を採取したと報じた。




該当の映像は新型コロナが発生する前の2017年12月29日、中国中央テレビ(CCTV)放送を通じて公開された映像だ。この映像には、コウモリに噛まれた部分が赤く腫れている写真も含まれた。映像に登場した研究陣は、コウモリに噛まれたがその際にコウモリの鋭い歯がはめていた手袋を突き抜けたとし、「針にさされた気分」と説明した。

手袋を着用しないままコウモリを触る場面では「負傷の危険が存在するため、研究陣は現場踏査前に狂犬病の予防注射打った」という声優の解説が出てきた。

映像を紹介した台湾メディアは、この映像が中国中央テレビによって放映された理由について、WIVの作業を見せるためであることWIVのコウモリ・コロナウイルスの最高権威者である石正麗博士の昇進を祝うためだったと伝えた。あわせて現在は中国中央テレビに関する記事は削除されていると説明した。

このような映像が公開されると、石氏は「人々が考えるほど危険ではない」とし「人間を直接感染させる可能性は非常に低い」と主張した。石氏は新型コロナウイルス流出責任者として名前が挙がった人物でもある。

これに先立ち、米国のジョー・バイデン大統領は最近、ウイルス起源に関連して情報機関が追加調査を行い90日以内に再報告するよう指示を与えていた。

最近、英国情報機関も武漢の研究所からウイルスが流出したという疑惑に蓋然性があると判断していると伝えた。

最近科学者18人は学術雑誌「サイエンス(Science)」に送った書簡で、新型コロナ起源に関する世界保健機関(WHO)の調査結果を批判し、実験室流出の可能性を排除しない透明かつ幅広い追加調査を求めた。

しかし中国側は、武漢研究所ウイルス流出論は西側の政治家とメディアが新型コロナ拡大以降に中国に責任を転嫁するために持続的に提起してきたものだと主張している。



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