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米国戦闘機F-16の長寿で市場が狭まる韓国産戦闘機

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

F-16Vヴァイパー 米空軍

米空軍の戦略爆撃機B-52ストラトフォートレスは1956年に初めて導入された。ところが2021年現在も飛行しているうえ、最近はエンジンと航空電子装備をアップグレードしている。B-52を2050年代まで使用するというのが米空軍の構想だ。米ロッキードマーチンの戦闘機F-16もB-52に続いてセンチュリークラブ(導入100年)を狙っている。

25日の米空軍によると、ロッキードマーチンと共同でサウスカロライナ州グリーンビルのF-16生産施設を稼働中だ。この施設はバーレーン、ブルガリア、スロバキア、台湾など5カ国から受注した128機のF-16を製造する計画だ。

これらF-16は2026年から順に注文国に引き渡されるという。航空機の使用寿命は普通40年とみる。2060年代、さらには2070年代までF-16の飛行を見るということだ。F-16の最初の試験飛行は1974年に実施された。2070年代には100年を迎える。


もちろん20世紀のF-16と21世紀のF-16は異なる。製造企業はゼネラルダイナミックスからロッキードマーチンに変わった。グリーンビルで生産するブロック70/72は時代の流れに遅れないよう改良された。ファイティングファルコンではなくヴァイパー(Vipar)と呼ばれる。

インドはこれと別に最大114機のF-16購入を検討している。インド版F-16はF-21という名称がつく。ロッキードマーチン副社長は「追加で300機の物量を確保する可能性もある」と話した。

チャールズ・ブラウン・ジュニア米空軍参謀総長は「F-16新型を600機余り維持する」と明らかにした。F-16をさらに注文する可能性もあるということだ。さらにF-16を運用する世界25カ国のうち韓国をはじめとする相当数がF-16を最新型に改造している。

問題はF-16の「無病長寿」が韓国が独自開発したKF-21ボラメの市場を奪うという点だ。KF-21の開発目標は「F-16を上回る性能」だ。ところがF-16も換骨奪胎を繰り返し、KF-21との性能の差が狭まっている。

KF-21が経済性を持つには400機以上を販売する必要がある。すでに実戦で検証されたF-16が現役で長寿するほどKF-21の市場が狭まるというのが業界の見方だ。



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