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「ひとつの体」になった日米、足だけかけた韓国…本番は韓日米首脳会議(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆「ひとつの体」なった日米、足だけをかけた韓国

今回の韓米首脳会談では中国が鋭敏に反応している台湾海峡と南シナ海問題に対する共同声明が出され、韓国政府の「中国傾斜論」をある程度払拭させる契機となった。ただし、日米首脳が共同声明を通じて直接中国を明示して牽制(けんせい)基調を鮮明にしている反面、韓米共同声明には「中国」という単語は入っていない。国際社会の批判が続いている新疆ウイグル族人権問題に対しても、韓米首脳は共同声明に関連内容を入れなかった。バイデン政府の対中圧迫に一部参加しながらも、中国を刺激しないための措置と解説される。

韓日米協力の観点からみると、対中牽制に関連し、むしろ米国よりも積極的に立ち向かう日本と、絶えず余地を残さなければならない韓国間の立場の違いは潜在的葛藤要因になり得るという分析もある。特に、日米が韓国に対してより積極的な対中牽制の動きを要求する場合、異見が浮き彫りになる可能性が高い。韓国外大のカン・ジュンヨン国際地域研究センター長は「バイデン政府の希望通り、韓日米3国が一丸となって一糸乱れず中国を制御するための動きに参加する状況は現実化しにくい」とし「日本はより強力な対中圧迫を要求できるかもしれないが、文在寅(ムン・ジェイン)政府は『対中圧迫』というしくみで韓日米が強くまとまる状況に呼応しにくく、バイデン大統領もこれを十分に認知していると考える」と話した。


◆「北核」では依然と異見

韓日は北核問題を巡る原則にも微妙な立場の違いを見せている。日米、韓米首脳会談共同声明に使われた北朝鮮非核化関連の表現法からもそれが分かる。日米共同声明には非核化の主体として北朝鮮を明示する「北朝鮮非核化」が使われた反面、韓米は共同声明に「韓半島(朝鮮半島)非核化」という表現を使った。北朝鮮の場合、「韓半島非核化」を核兵器運用が可能な在韓米軍撤収まで含む意味にしようとしている。

「非核化」という原則自体を強調する日本と、非核化を達成するための対北アプローチ法に傍点をつける韓国の立場の違いは、今後韓日米3国協力を通した対北政策推進過程で障害物として働く素地がある。世宗(セジョン)研究所の陳昌洙(チン・チャンス)日本研究センター長は「日本経済新聞など一部の日本メディアは、韓国が『韓半島非核化』という表現を使ったことが北朝鮮と中国を意識した結果だと解釈するなど、北朝鮮に対する日本のアプローチ法とスタンスそのものが韓国と違っているのは事実」としながら「韓日米3角協力の局面で、北朝鮮問題を巡る韓日間の立場の違いをどのように解消していくのか疑問を持たざるを得ない状況」と話した。


「ひとつの体」になった日米、足だけかけた韓国…本番は韓日米首脳会議(1)

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