マイケル・バーリ氏
そのバーリ氏が電気自動車業界を代表するテスラの最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏を狙撃する。他でもないバーリ氏という点でテスラ投資家の間で緊張感が広がっている。バーリ氏が逆ベッティング、すなわち特定資産が下落することを予測して収益を出すことに優れているからだ。
CNBCは17日、バーリ氏が米国証券取引委員会(SEC)に提出した保有株式現況公示資料を分析した結果、彼はテスラの下落にベッティングするプットオプションを8万1000株保有していると伝えた。8万1000株は時価総額で約5億3400万ドル(約580億円)だ。
バーリ氏がテスラ狙撃手として動いたのは今回が初めてではない。すでに「テスラが収益創出のために(炭素排出権販売で収益を創出する方式で)規制クレジットに依存するのは危険な信号」とツイートしたことがある。現在、テスラの収益創出の重心が電気自動車生産・販売よりも炭素排出権の販売に移っていることを指摘した。そのバーリ氏が言葉の攻撃にとどまらず、大量のプットプションで行動に出たという点で注目を集めるしかない。
バーリ氏の真価は2008年のサブプライムモーゲージ事態によるグローバル金融危機で表れた。当時、バーリ氏はサブプライムモーゲージの問題を見抜いた。好況だった時期に彼が空売りで株価下落にベッティングすると誰もが嘲笑したが、2008年以降は彼が笑った。『ビッグショート』という映画のタイトルは「大規模な空売り」を意味する。
当時、バーリ氏が代表だったサイオン・キャピタルの投資家はすべて7億ドル(約7800億ウォン)の利益が配当された。バーリ氏も1億ドル(約1100億ウォン)を稼いだ。その後、サイオンキャピタルを整理し、2013年にサイオンアセットマネジメントを設立した。
バーリ氏は昨年、経済メディアのビジネスインサイダーに「テスラも(株価が)バブルのようにはじけるだろう」と話した。昨年、テスラの株価は年初基準で700%暴騰したが、今年に入って1株あたり600ドル線も崩れた。バーリ氏のプットオプション報道が出た日にも前日比2.19%下落した。
バーリ氏はヴァンダービルト大学医学部を卒業したが、レジデントを修了していない。大学時代に趣味でしていた投資を生計手段に選択した。
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