アジアの「防疫模範国」と呼ばれた台湾とベトナムの新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の防疫状況が尋常ではない。最近、新型コロナの一日新規感染者200人前後が一気に出てきながらだ。反面、別の模範国シンガポールは比較的安定的に管理中だ。シンガポールの新型コロナワクチン接種率は台湾・ベトナムに比べてはるかに高い。結局、ワクチンなしで新型コロナを捉えるには限界があるという指摘だ。
国際統計サイト「Worldometer」によると、台湾の新型コロナ新規感染者は16日基準で207人で、累積感染者は1682人になった。歴代最多だ。台湾は今月初めまで新規感染者と10人前後で管理してきた。だが、12日に20人を越えると15日には185人に増えた。防疫模範国・台湾の人々の衝撃は大きかった。生活必需品の買い占め現象まで続くほどだった。
このような新規感染者の増加は低いワクチン接種率と無関係ではないとの分析が出ている。台湾の人口比接種率は0.78%(5月14日基準、Our World in Data)水準だ。現在1%に至っていない。さらに台湾は新型コロナに一度かかった自然免疫力もきわめて低調だ。そのために封鎖措置を解除すればいつでもウイルス拡大につながりかねない環境だ。結局、台湾は人口が密集した首都・台北など都市の新型コロナウイルス(新型肺炎)警戒水準を再び高めた。室内5人以上、室外10人以上の集まりを禁止した。また、映画館など一部の複合施設も2週間営業を中断させた。
ベトナムも事情がほぼ同じだ。16日基準で新規感染者は190人と集計された。累積感染者は4170人になった。ベトナムは今年1~2月に大流行危機に直面していた。その後、防疫状況を劇的に安定させた。だが、今月に入って患者数が急激に増加している。今年初めての死亡者も報告されている。最近、ベトナム北部バクザンの産業団地で集団感染(クラスター)が発生した。その後、感染者が増加している。今回の拡大傾向が集団感染余波に伴う一時的な現象なのか、あるいはすでに地域社会に広がったウイルスの影響なのかなどはもう少し様子を見守らなければならない状況だ。ベトナムのワクチン接種率は0.9%(5月11日基準)程度だ。台湾と同じく自然免疫率も低い。
ブルームバーグは「コロナワクチンの接種なくして地域社会をウイルスから安全な環境にすることがどれほど難しいかを見せた事例」と話した。
反面、シンガポールは事情が良いほうだ。一日新規感染者を50人以下で管理している。シンガポールの接種率は32.5%(5月13日基準)だ。台湾・ベトナムに比べてはるかに高い。それでもシンガポールは距離確保の強度を高めた。いつでも拡大しかねないという危機感からだ。今後1カ月間、2人を超過する私的な集まりはできなくなる。飲食店では持ち帰り(テイクアウト)だけを許可するという。民間企業も在宅勤務が基本だ。最近3週間で台湾に行ってきた短期滞在者の入国も禁止した。
韓国の中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長はこれらの海外事例に関連し、17日に出入り記者団の説明会で「各国の防疫状況を詳しく確認しなくてはならないが、強力だった封鎖措置を緩和し、海外流入患者を防ぐのはそもそも難しかった」としながら「米国・英国もワクチン接種率30%台のときには(防疫規則遵守を十分に守らず)患者が増加する様相を呈していた」と話した。続いて「韓国は6月末までに人口の25%程度がワクチンを打つことになる」とし「外国の経験に照らして、副作用を最小化しながら(7月から)これに合った距離確保の改編を行う」と話した。
国際統計サイト「Worldometer」によると、台湾の新型コロナ新規感染者は16日基準で207人で、累積感染者は1682人になった。歴代最多だ。台湾は今月初めまで新規感染者と10人前後で管理してきた。だが、12日に20人を越えると15日には185人に増えた。防疫模範国・台湾の人々の衝撃は大きかった。生活必需品の買い占め現象まで続くほどだった。
このような新規感染者の増加は低いワクチン接種率と無関係ではないとの分析が出ている。台湾の人口比接種率は0.78%(5月14日基準、Our World in Data)水準だ。現在1%に至っていない。さらに台湾は新型コロナに一度かかった自然免疫力もきわめて低調だ。そのために封鎖措置を解除すればいつでもウイルス拡大につながりかねない環境だ。結局、台湾は人口が密集した首都・台北など都市の新型コロナウイルス(新型肺炎)警戒水準を再び高めた。室内5人以上、室外10人以上の集まりを禁止した。また、映画館など一部の複合施設も2週間営業を中断させた。
ベトナムも事情がほぼ同じだ。16日基準で新規感染者は190人と集計された。累積感染者は4170人になった。ベトナムは今年1~2月に大流行危機に直面していた。その後、防疫状況を劇的に安定させた。だが、今月に入って患者数が急激に増加している。今年初めての死亡者も報告されている。最近、ベトナム北部バクザンの産業団地で集団感染(クラスター)が発生した。その後、感染者が増加している。今回の拡大傾向が集団感染余波に伴う一時的な現象なのか、あるいはすでに地域社会に広がったウイルスの影響なのかなどはもう少し様子を見守らなければならない状況だ。ベトナムのワクチン接種率は0.9%(5月11日基準)程度だ。台湾と同じく自然免疫率も低い。
ブルームバーグは「コロナワクチンの接種なくして地域社会をウイルスから安全な環境にすることがどれほど難しいかを見せた事例」と話した。
反面、シンガポールは事情が良いほうだ。一日新規感染者を50人以下で管理している。シンガポールの接種率は32.5%(5月13日基準)だ。台湾・ベトナムに比べてはるかに高い。それでもシンガポールは距離確保の強度を高めた。いつでも拡大しかねないという危機感からだ。今後1カ月間、2人を超過する私的な集まりはできなくなる。飲食店では持ち帰り(テイクアウト)だけを許可するという。民間企業も在宅勤務が基本だ。最近3週間で台湾に行ってきた短期滞在者の入国も禁止した。
韓国の中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長はこれらの海外事例に関連し、17日に出入り記者団の説明会で「各国の防疫状況を詳しく確認しなくてはならないが、強力だった封鎖措置を緩和し、海外流入患者を防ぐのはそもそも難しかった」としながら「米国・英国もワクチン接種率30%台のときには(防疫規則遵守を十分に守らず)患者が増加する様相を呈していた」と話した。続いて「韓国は6月末までに人口の25%程度がワクチンを打つことになる」とし「外国の経験に照らして、副作用を最小化しながら(7月から)これに合った距離確保の改編を行う」と話した。
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