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「ワクチンがほしいと30回電話」ファイザーを感銘させたイスラエル首相の執拗さ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

4月30日(現地時間)午前、イスラエル・エルサレム旧市街の「嘆きの壁」である宗教家が祈りを捧げている。イム・ヒョンドン記者

だが、一方では「古くて腐敗した政治家」という批判もある。

先月29日(現地時間)、テルアビブのラマト・ガンの都心。「ガンツを選ばなければ、またネタニアフだ」と書かれた3月の選挙ポスターが貼られていた。ネタニアフ首相は2回にわたって15年間(1996年~1999年・2009年~)在任している最長寿首相だ。ガンツ氏は中道野党連合「青と白」の代表で、ネタニアフ首相の「長期政権阻止」を選挙スローガンとして前面に出している。

執権過程で色々な不正疑惑も浮上した。オーストラリア事業家などから20万ドル相当の賄賂を受け取り、ニュースポータルサイトに政府側の記事を書くように圧力をかけた疑いも持たれている。現在、裁判が進行中だ。


匿名を求めたイスラエルの教育界関係者は「BBはもうそろそろ退くべきだと考える。リクード党(ネタニアフ氏所属党)は間違っている。腐敗していることを知っていながらだ」として「さらに(彼は)4回の総選挙の間、連立政府の構成に失敗した。もしかしたら、もうBBのない政府を見る時になったかもしれない」と話した。

実際、失脚の可能性も生じた。過去の総選挙で120席のうち30席しか獲得できなかったうえに、4日深夜12時までだった連立政府構成のタイムリミットが過ぎたからだ。彼は先月6日、ルーベン・リブリン大統領から連合政府の構成権限を譲り受けた後、他の政党らと交渉を行った。だが、政党間隔たりを縮めることができず、連合政府の構成に失敗した。

リブリン大統領は5日、ネタニアフ首相に批判的な野党政治家であるイエシュ・アティド党のラピド党首に連合政府構成権限を与えた。イエシュ・アティド党は第一野党だ。

ただし、イエシュ・アティド党が連合政府に失敗する場合、また総選挙も行われる。イスラエルは深刻な政治分裂の中で過去2年間4回の総選挙も行った。


「ワクチンがほしいと30回電話」ファイザーを感銘させたイスラエル首相の執拗さ(1)

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