仁川国際空港の旅客機ターミナルに航空機が駐機している。キム・ソンニョン記者
26日在インド韓国大使館のホームページには「24日からインド発不定期便の運営許可を一時停止する」という内容の知らせが掲示された。
これで翌月に予定された帰国特別機6~7便を運航するかどうかが不透明だった。ただし、中央事故収拾本部は「内国人(韓国人)の移送目的で運航する場合、制限的に許容することができる」という立場だ。
来月以降、帰国が難しい可能性が浮上すると在インド韓国人社会は「パニック」に陥った。
在インド韓国人会のカン・ホボン会長は聯合ニュースとのインタビューで「毎日のように運航する定期便は一時的に停止することができるだろうが、政府がなぜ1カ月に数便にも及ばない特別機の運航を止めようとするのか理解できない」とし、「在インド韓国人はここで死ねということなのか」として怒りをぶつけた。
他の韓国人も「航空便の運航停止のことを聞いて家族が涙を流した」「国から捨てられたという考えで、在インド韓国人社会の恐怖感が言葉では言い表せないほど」と現場の状況を伝えた。
26日(現地時間)ロイター通信によると、この日、インドの新規感染者数は35万2991人だ。一日死亡者数は2812人に達する。
新規感染者が一日に30万人を上回っているため、病院の集中治療室は余る所がない。
実際に、19日、ある韓国人が酸素呼吸器を備えた病床を探せず命を失う事態まで発生した。
病床を探しても酸素呼吸器以外にはまともな治療を受けることも難しい状況だ。
この日、在インド韓国大使館に報告されたことによると、在インド韓国人の累積感染者数は約100人台だ。
韓国人が多く居住するニューデリーの付近でも最近アパート団地内で100人余りの集団感染が発生した。
この記事を読んで…