【コラム】韓国は本当に扱いやすい国か
ところが王氏は「祝辞は習主席が行う」とし「私の役割は臨時司会者」と述べた。王氏は習近平執権第1期の時に最高指導部7人で構成された政治局常務委員の1人であり、今でも序列第8位となっている。そのような王氏が北京から2800キロメートル近く離れた博鰲までただ「臨時司会者」役を引き受けるためにわざわざここまで来ただろうか。中華圏メディアは、当初は王氏の演説が予定されていたが、突然、習主席の演説に変わったとみている。中国外交部は2019年の場合、李克強首相の出席は1週間前、2018年習主席の出席は5日前、2017年張高麗副首相の出席も5日前に発表した。ところが今年、習氏の出席は1日前発表された。習主席の日程が突然ここに入った傍証だ。バイデン氏が主人公役を務めた気候首脳会議に押されまいとする気の戦いの“におい”がする。
この記事を読んで…