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ワクチン確保に焦る韓国政府、スワップ・追加購入・委託生産…カードすべて出す(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆「相当な物量確保」追加契約議論

当初受け取ることになっていたワクチン7900万人分の他に、追加で契約交渉が進められているという事実も積極的に公開した。保健福祉部の権徳チョル(クォン・ドクチョル)長官が21日、国会の対政府質問に出席して「まだ契約が確定しておらず発表できないが、相当な物量を確保した」と明らかにしながらだ。19日、洪楠基(ホン・ナムギ)首相代行兼経済副首相もまた、追加供給議論が最終段階にあると話した。

これについてファイザーに追加購入を条件に既に先行購入で契約したワクチンを早期に確保する方案を推進中であることが分かった。しかし、契約が完了したわけではなく、契約しても実際にいつ韓国内に導入されるかは未知数だ。すでに契約した物量さえ、当初予定していた時期を過ぎていて、導入が先送りになっているためだ。高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「パンデミック初期から現在までの実態に対する診断をもとに正確な戦略を通じてスマートにアプローチするべきだったのに、問題になれば『大丈夫』『余裕はある』と言って対応した後、問題が大きくなると謝罪ではなく急進的な対策を出す。上級総合病院に重症患者用の病床を1%確保しろという行政命令を下したことが代表的」としながら「ワクチンを先行購入できなかった後遺症が続き慌てている様子で、不信だけを大きくしている」と話した。


これまで韓国政府が一貫して検討に慎重な立場を示していたロシア製ワクチン「スプートニクV」導入への現実化に対する関心も高まっている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が導入の可能性を点検するよう指示してだ。推進団はひとまず22日のブリーフィングで「安全性などの資料を収集していて国外許可承認状況、接種現況などに対して資料収集とモニタリングを引き続き行っている」と原則的な立場を出したが、大統領指示である以上、以前よりも前向きに検討する可能性が高まった。しかし、効能はそれなりにあるとしても、安全性に対して十分確認しなければならないと専門家は言う。

◆政府「需給論争は消耗的、2カ月後の結果を見て」

金宇柱教授は、スプートニクVについて「今年2月にランセット(The Lancet、国際医学学術誌)に臨床第III相の結果が掲載されたが、母数が充分でなくて疑問が残る」とし「現実世界で実際に接種した後の安全性を監視した資料もない」と話した。特に最近、まれに血小板の減少を伴う血栓症が発生することが問題になったアストラゼネカ、ヤンセンワクチンと同じプラットフォーム(生産方式)を使っている点が憂慮される部分だ。金教授は「導入に対して考慮はしてみる必要はあるが、点検するべき事項がいろいろとある」と話した。翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科の鄭ギ碩(チョン・ギソク)教授は「アデノウイルスをベクターとして使うワクチンである以上、ヤンセン、アストラゼネカのような問題をはらんでいる可能性が高い。検討はしなければならないが、先に導入して待つようなものではない」と話した。鄭教授は「実務者に圧迫として働きかねないので、政府最高位層が言及するのは適切ではない」とし「ややもすればスプートニクのプラスの面だけを見て肯定的検討してしまう可能性がある」とも指摘した。

政府の楽観的な見通しは続いている。

孫映レ班長は22日、「未来のワクチン需給の可能性をめぐる論争は消耗的で生産的ではない」とし「今まで製薬会社が契約違反で供給を遅延した事例はない。6月までに1200万人に1次接種するという短期目標を提示し、2カ月後に達成しているかどうかを見るほうが生産的」と強調した。


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