習近平国家主席
中国の習近平国家主席が20日に開かれた2021年ボアオ・アジア・フォーラムの開幕演説で内政干渉を強く非難した。習主席はこの日新型コロナウイルスのため直接参加する代わりにビデオメッセージで開幕演説に代えた。彼は「国と国が共存するには平等に接し互いに尊重し信頼を優先しなければならない」とし、権力者が言葉の代わりにあごで人をつかうという意味の四字熟語「頤指気使」を言及した。同盟国を前面に出して中国を圧迫する米国を遠回しに非難した格好だ。
習主席は「パンデミックの洗礼を経験し各国の人民はさらに明確に冷戦事由とゼロサムゲームを捨て、どんな形式であれ『新冷戦』とイデオロギー衝突を捨てるべきことを悟った。平和・発展・公平・正義・民主・自由の全人類共同の価値を宣揚し、互いに異なる文明との交流と互いを学ぶことを推奨しなければならない」と話した。習主席の遠回しな米国批判はここにとどまらなかった。彼は「国と国の間のことは当然みんな一緒に相談し処理しなければならない。ひとつの国またはいくつかの国が決めた規則を他人に強要したり個別の国が一方主義で全世界を率いることはできない」と話した。そして「世界には公道が必要であり覇道は必要でない。大国は大国の態度を備えなければならず、より多くの責任と役割を見せなくてはならない」と指摘した。
22日にバイデン米大統領がワシントンでオンライにより開催する気候変動サミット関連の発言も出てきた。習主席は「グリーン発展の理念を堅持し、気候変動に対抗する国際協力を共同推進し、気候変動パリ協定を拡大施行したい」と言及した。
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