「いつも快活な彼に笑顔はなかった」。英フットボールロンドンは、今季リーグ14得点目をマークしながらも競技場の内外で非難を浴びた孫興民(ソン・フンミン、29、トッテナム)の表情をこう描写した。
孫興民(ソン・フンミン)は12日(韓国時刻)、英ロンドンのトッテナムホットスパースタジアムで行われた2020-21イングランドプロサッカープレミアリーグ第32節のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)戦で前半40分、先制ゴールを決めた。今季19得点目(リーグ14得点、欧州リーグ4得点、リーグカップ1得点)だ。長期無得点とけがを払拭するゴールであり、喜びは大きかった。孫興民は2月7日の第23節ウェスト・ブロムウィッチ戦でゴールを決めた後、2カ月間にわたり得点がなかった。先月15日のアーセナル戦ではハムストリングを痛めた。3週間のリハビリの末、4日のニューキャッスル戦で復帰した。
孫興民が笑えないのはチームが1-3で逆転負けを喫したからだ。トッテナムは後半12分にマンUのフレッジに同点ゴールを、後半34分にはカバーニに逆転ゴールを決められた。後半ロスタイムにはグリーンウッドにダメ押しゴールを許した。勝ち点を追加できなかった7位トッテナム(勝ち点49)は、目標とする来季の欧州チャンピオンズリーグ出場の可能性が低下した。チャンピオンズリーグに出るためには4位以内に入らなければいけない。トッテナムと4位ウェストハム(勝ち点55)の勝ち点差は現在6。リーグは残り7試合となった。
試合後、孫興民は沈んだ表情で「残念だ。何と言うべきか、悲しくて悔しい。今日は必ず勝ちたかった」と言ってうな垂れた。その一方で「前向きな考えで最善を尽くす。(チャンピオンズリーグのチケットを手にして)シーズンを良い形で終えたい。ずっと勝たなければいけない」と強調した。
さらに孫興民はSNSを通じて非難を浴びた。この日の試合の前半33分、孫興民がマンUのスコット・マクトミネイから受けたファウルが論議を呼んだ。マクトミネの右手が競り合いで孫興民の顔に当たった。孫興民が倒れた中で試合は続行し、マンUのカバーニがゴールを決めた。主審はその後、ビデオ判定(VAR)をした。その結果、マクトミネが孫興民をかわす過程で顔をはたく反則が確認され、ゴールを取り消した。
スカイスポーツによると、英プロ競技審判機構(PGMOL)は「マクトミネの動きが不自然で、不注意な行動だった」としてVARを支持した。ところが、マンUのスールシャール監督は「もし私の息子(Son=孫興民)が3分間も倒れて友人10人が助けなければいけない状況を作ったとすれば、私は息子にいかなる食べ物も与えない」と話した。孫興民をう回的に批判したのだ。
トッテナムのモウリーニョ監督は「孫興民がスールシャールよりも良い人が父親でよかった。父親ならどんな状況でも子どもを養わなければいけない。スールシャールの発言には非常に失望した」と受け返した。
両監督の舌戦はマンUのファンを刺激する結果につながった。マンUのファンは孫興民のインスタグラムに「ダイビングをやめろ」「サッカー選手ではなく韓国ドラマを習っている」などのコメントを載せた。孫興民のシミュレーション(大げさなリアクション)でゴールが取り消しになったということだ。一部のファンは「DVDでも売れ」(アジア系は違法複製DVDを売るという意味の嘲弄)、「ダイビングをやめ、帰って猫、コウモリ、犬でも食え」、「コメを食べる詐欺師」など人種差別性のコメントも書き込まれた。孫興民はオンライン上の人種差別と憎悪に対抗する意味で11日から1週間、SNSを中断した状態だ。
トッテナム球団も強い対応に動いた。トッテナムは「選手の1人が嫌悪感を与える人種差別を受けた。球団はプレミアリーグ事務局と共に調査して強い措置を取る。孫興民を支持する」と明らかにした。
一方、黄儀助(ファン・ウイジョ、29、ボルドー)は同日、フランスリーグ第32節のサンテティエンヌ戦で前半8分、PKで先制ゴールを決めた。リーグ4試合連続ゴール(5得点)で、今季11得点目。黄儀助は1得点を追加すれば朴主永(パク・ジュヨン、2010-11シーズン、12得点)のフランスリーグ韓国人選手最多得点に並ぶ。
孫興民(ソン・フンミン)は12日(韓国時刻)、英ロンドンのトッテナムホットスパースタジアムで行われた2020-21イングランドプロサッカープレミアリーグ第32節のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)戦で前半40分、先制ゴールを決めた。今季19得点目(リーグ14得点、欧州リーグ4得点、リーグカップ1得点)だ。長期無得点とけがを払拭するゴールであり、喜びは大きかった。孫興民は2月7日の第23節ウェスト・ブロムウィッチ戦でゴールを決めた後、2カ月間にわたり得点がなかった。先月15日のアーセナル戦ではハムストリングを痛めた。3週間のリハビリの末、4日のニューキャッスル戦で復帰した。
孫興民が笑えないのはチームが1-3で逆転負けを喫したからだ。トッテナムは後半12分にマンUのフレッジに同点ゴールを、後半34分にはカバーニに逆転ゴールを決められた。後半ロスタイムにはグリーンウッドにダメ押しゴールを許した。勝ち点を追加できなかった7位トッテナム(勝ち点49)は、目標とする来季の欧州チャンピオンズリーグ出場の可能性が低下した。チャンピオンズリーグに出るためには4位以内に入らなければいけない。トッテナムと4位ウェストハム(勝ち点55)の勝ち点差は現在6。リーグは残り7試合となった。
試合後、孫興民は沈んだ表情で「残念だ。何と言うべきか、悲しくて悔しい。今日は必ず勝ちたかった」と言ってうな垂れた。その一方で「前向きな考えで最善を尽くす。(チャンピオンズリーグのチケットを手にして)シーズンを良い形で終えたい。ずっと勝たなければいけない」と強調した。
さらに孫興民はSNSを通じて非難を浴びた。この日の試合の前半33分、孫興民がマンUのスコット・マクトミネイから受けたファウルが論議を呼んだ。マクトミネの右手が競り合いで孫興民の顔に当たった。孫興民が倒れた中で試合は続行し、マンUのカバーニがゴールを決めた。主審はその後、ビデオ判定(VAR)をした。その結果、マクトミネが孫興民をかわす過程で顔をはたく反則が確認され、ゴールを取り消した。
スカイスポーツによると、英プロ競技審判機構(PGMOL)は「マクトミネの動きが不自然で、不注意な行動だった」としてVARを支持した。ところが、マンUのスールシャール監督は「もし私の息子(Son=孫興民)が3分間も倒れて友人10人が助けなければいけない状況を作ったとすれば、私は息子にいかなる食べ物も与えない」と話した。孫興民をう回的に批判したのだ。
トッテナムのモウリーニョ監督は「孫興民がスールシャールよりも良い人が父親でよかった。父親ならどんな状況でも子どもを養わなければいけない。スールシャールの発言には非常に失望した」と受け返した。
両監督の舌戦はマンUのファンを刺激する結果につながった。マンUのファンは孫興民のインスタグラムに「ダイビングをやめろ」「サッカー選手ではなく韓国ドラマを習っている」などのコメントを載せた。孫興民のシミュレーション(大げさなリアクション)でゴールが取り消しになったということだ。一部のファンは「DVDでも売れ」(アジア系は違法複製DVDを売るという意味の嘲弄)、「ダイビングをやめ、帰って猫、コウモリ、犬でも食え」、「コメを食べる詐欺師」など人種差別性のコメントも書き込まれた。孫興民はオンライン上の人種差別と憎悪に対抗する意味で11日から1週間、SNSを中断した状態だ。
トッテナム球団も強い対応に動いた。トッテナムは「選手の1人が嫌悪感を与える人種差別を受けた。球団はプレミアリーグ事務局と共に調査して強い措置を取る。孫興民を支持する」と明らかにした。
一方、黄儀助(ファン・ウイジョ、29、ボルドー)は同日、フランスリーグ第32節のサンテティエンヌ戦で前半8分、PKで先制ゴールを決めた。リーグ4試合連続ゴール(5得点)で、今季11得点目。黄儀助は1得点を追加すれば朴主永(パク・ジュヨン、2010-11シーズン、12得点)のフランスリーグ韓国人選手最多得点に並ぶ。
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