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北朝鮮、東京五輪不参加…ソウル大会から33年ぶり

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が33年ぶりに夏季五輪不参加を決めた。

北朝鮮は6日、新型コロナウイルスから選手らを保護するために7月開幕予定の東京五輪に参加しないと公式発表した。北朝鮮が五輪不参加を決めたのは1988年のソウル大会以来となる。

1992年のバルセロナ大会、1996年のアトランタ大会、2000年のシドニー大会、2004年のアテネ大会、2008年の北京大会、2012年のロンドン大会、2016年のリオデジャネイロ大会まで夏季五輪に選手団を派遣してきた。2018年の平昌(ピョンチャン)大会では8年ぶりに冬季五輪の舞台に復帰した。


北朝鮮はシドニーとアテネの2つの大会を除き夏季五輪で毎回金メダルも2個以上獲得している。バルセロナ大会では男子体操あん馬のペ・ギルスを含む4人の金メダリストを輩出し、2012年のロンドン大会でも重量挙げで3個など4個の金メダルを獲得した。また、2016年のリオ大会では得意種目の重量挙げと射撃などで金メダル2個と銀メダル3個、銅メダル2個を取った。

北朝鮮は6日現在、アーチェリーで2枚、陸上で4枚、卓球で4枚、水泳飛び込みで1枚、体操で1枚、レスリングで3枚、射撃で2枚、ボクシングで1枚の8種目18枚の東京五輪出場権を確保した。伝統的な得意種目の重量挙げでほぼ手中にした女子4枚、男子2枚を合わせれば9種目24枚に増える。

これに伴い6月に韓国で予定されるサッカー・ワールドカップのカタール大会アジア2次予選第5~8戦への北朝鮮の参加も関心を集める。アジアサッカー連盟(AFC)と大韓サッカー協会は北朝鮮の状況を鋭意注視している。ワールドカップ2次予選は参加申し込み締め切り日は特に設定されていない。

AFCはこれまで新型コロナウイルスで延期されてきたワールドカップ・アジア2次予選グループH(韓国・北朝鮮・トルクメニスタン・レバノン・スリランカ)の残り試合をすべて韓国で行うことにした。ただAFCもワールドカップ2次予選をこれ以上延期することはできない状況で、北朝鮮の不参加に備えた対策も準備中だ。北朝鮮が参加しない場合、これに先立ち行われた試合(2勝1敗2分け)が没収処理される。グループHの順位に影響を及ぼしかねない。



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