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「日帝の土地」1平方メートルまで探して…日本人帰属財産を国有化=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

今月27日に訪れた江原道原州市所草面鶴谷里(カンウォンド・ウォンジュシ・ソチョミョン・ハッコンニ)にある亀龍寺(クリョンサ)第1駐車場前の道路。63平方メートル(19坪)余りのこの道路は先月まで「植村要」という名前の日本人の所有だった。パク・ジンホ記者

◆「亀龍寺(クリョンサ)に行くとき日本人の土地を踏まない」

今月27日午後、江原道原州市(カンウォンド・ウォンジュシ)の亀龍寺バス停留場前の道路。雉岳山(チアクサン)国立公園内にある亀龍寺に行くためには必ず通過しなければいけない63平方メートル(19坪)の土地が先月23日、韓国政府の土地になった。1933年2月から所有権を持っていた「植村要」という名前の日本人に代わって、調達庁が国有化措置を終えたからだ。

住民のキムさん(62・原州市所草面)は「これまで日本人の所有であることも知らず亀龍寺に行くために数十年間通っっていた」とし「今からでも国有化を通じて本来の位置に戻って良かった」と話した。


調達庁が国務調整室や国土交通部などと推進してきた日帝強占期日本人名義帰属財産に対する国有化事業が全国各地で急ピッチで進んでいる。日本人財産国有化は慰安婦、強制徴用問題などと共に日帝清算が進んでいない部分の一つだ。

29日、調達庁によると、国有化事業が始まった2012年6月から8年9カ月間、汝矣島(ヨイド)面積の1.5倍に相当する443万平方メートルが国家に帰属した。合計5721筆地に達する土地価額は1323億ウォン(約128億円)に達する。地域別では全羅南道が1581筆地で最も多く、全羅北道1086筆地、慶尚北道(キョンサンブクド)577筆地、忠清南道(チュンチョンナムド)542筆地、慶尚南道(キョンサンナムド)427筆地などだ。

◆国立公園進入路、88年ぶりに国有化

韓国政府はこれまで主に主要文化遺産付近にある日本人所有土地を国有化することに焦点を合わせていた。最も最近国有化された文化遺産周辺の土地はソウル鍾路区(チョンノグ)の宗廟(チョンミョ)と昌慶宮(チャンギョングン)の間にある歩行路だ。該当の土地2筆地は日帝強占期の1930年から国有化が完了した昨年9月29日まで日本人「前田昇」の所有だった。

土地の大きさは8.2平方メートル(2.5坪)にすぎないが、朝鮮王朝の心臓部のような場所に日本人所有の土地が90年間残っていた。宗廟は世界文化遺産であり、朝鮮時代の歴代国王と王妃の神位を奉安した霊廟(舎堂)であり、昌慶宮は1418年即位した世宗(セジョン)が生存した上王である太宗を迎えるために作った宮廷だ。

調達庁などは最近では1坪(3.3平方メートル)にもならない小さな土地に対する国有化にも関心を注いでいる。慶尚北道慶州市安康邑安康里 (キョンジュシ・アンガンウプ・アンガンリ)にある1平方メートルの道路が代表的だ。付近の北慶州行政福祉センターが位置した道路は1933年から「西大薫」という日本人の所有だったが昨年12月14日に国有化された。


「日帝の土地」1平方メートルまで探して…日本人帰属財産を国有化=韓国(2)

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