洪楠基（ホン・ナムギ）韓国副首相兼企画財政部長官とイエレン米財務長官が１７日、電話会談をし、経済・金融協力について議論した。特に韓米通貨スワップの重要性が強調された。１月に就任したイエレン長官との初めての２者会談だった。

双方は韓米同盟の重要性を確認し、新型コロナ危機の克服、気候変動への対応などに向けた経済・金融協力強化の必要性に共感した。

洪副首相はこの日、「バイデン政権の核心経済議題と韓国政府の政策基調は共通分母が多く、協力の余地が大きい」と述べた。イエレン長官は「２００８年のグローバル金融危機後、危機克服において韓米通貨スワップが重要だった」と強調した。２００８年の金融危機当時の韓米通貨スワップは２０１０年２月に終了した。


韓国銀行（韓銀）は当時の韓米スワップについて「米連邦準備制度理事会が１４カ国の中央銀行と通貨スワップ協定を運営したのは、今回のグローバル金融危機を早期に収拾し、国内の外国為替・金融市場安定をもたらすのに大きく寄与した」と評価した。