新型肺炎が拡大している中、7日大田(テジョン)のある保健所の新型コロナ選別診療所で医療スタッフが訪問者を検査している。中央フォト
14日中央防疫対策本部によると、この日0時基準で新型肺炎の新規感染者数は459人だ。先週一日平均新規患者数は428.3人で、直前週(371.7人)に比べると56.6人(約15%)多い。
この日、ブリーフィングで中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は「防疫管理が脆弱な日常で持続的な流行が現れている」と分析した。
このような拡散傾向の最も大きな原因は人々の移動量増加だ。保健福祉部は携帯電話を通じて移動量の変動を分析したところ、9日の移動量は全国3246万件だった。前週火曜日である2月23日に比べて6.0%(183万件)増加した数値だ。距離の確保を引き上げる直前の火曜日である昨年11月17日の3340万件とほぼ似た水準に回復した。人々の移動量が距離の確保を施行する前と似ているぐらい増えたという意味だ。
ソン・ヨンレ班長は「距離の確保の長期化にともなう疲労感と営業時間の延長など防疫措置を一部緩和した影響で移動量は増加し続けている」とし、「始業と春を迎えて移動量の増加要因が今後も多い点が懸念される」と話した。
翰林(ハンリム)大学江南(カンナム)聖心(ソンシム)病院感染内科のイ・ジェガプ教授は「第3次流行の頂点を過ぎて減少したが、再び増加している。第4次流行が始まったとみるべきだ」とした。高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科のキム・ウジュ教授は「段階を引き上げるべき時だが、引き上げていない。一方では危険だと言いながら、片方では営業時間を延長している」と指摘した。
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