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文大統領、記念演説の大半が防疫関連…「日帝、スペイン風邪から守れず14万人死亡」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領が昨年3月1日にソウルの培花女子高校で三一節の記念演説をしている。[写真 青瓦台写真記者団]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、ソウルのタプコル公園で開催された第102周年三一節(独立運動記念日)記念式典で演説し、いわゆる「K防疫」の成果を強調した。特に「今日、我々がコロナを乗り越えている力が、100年前の我々の医療関係者の献身と犠牲から始まったということを誇りに思う」と述べ、医療関係者を称えた。

文大統領は演説で1918年前に世界的に流行したスペイン風邪に言及し、「日帝は植民地の人々を伝染病から守ることができなかった」と述べた。当時、朝鮮で14万人以上がスペイン風邪で死亡したと記録されている。文大統領は「厳しい医療現実の中で医学徒らは三一独立運動に最も積極的に参加した」と評価した。1919年に朝鮮に広がったコレラにも言及し、「医師と看護師、韓医師が全力を尽くして患者を治療した」と話した。

「医療関係者の献身」は今回の演説で傍点が打たれたキーワードの一つだった。文大統領は「今この瞬間にも医療関係者の努力があり、コロナとの長い戦いももう終わりが見えている」と強調した。記念式の最後は「万歳三唱」だったが、医科大学・看護学と在学生など予備医療関係者6人が先唱し、注目される位置に立った。


この日の7560字分量の記念演説のうち、K防疫の成果と経済成長評価、そして「北東アジア防疫・保健協力体」提案の内容などが約4290字だった。野党は「長い三一節記念演説で慰安婦被害者への言及は一つもなかった」と批判した。国民の力の金恩慧(キム・ウンヘ)報道官は口頭論評で文大統領に向けて「今回も欠かさずK防疫の自画自賛をし、突然、北の防疫協力制を促した」とし「不幸な過去まで現在のために活用する政権は信頼できない」と主張した。

この日の記念式典にはスポーツスターが多数登場した。米メジャーリーグ選手の柳賢振(リュ・ヒョンジン、トロント・ブルージェイズ)は国旗に敬礼する際、「国旗に対する誓い」を映像で朗読した。続いてスポーツ選手170人が映像を通して愛国歌(国歌)を共に歌った。サッカー選手の黄儀助(ファン・ウイジョ、ボルドー)、李康仁(イ・ガンイン、バレンシア)、米PGAゴルフ選手の崔京周(チェ・キョンジュ)、任成宰(イム・ソンジェ)、バレーボール選手のユン・ボンウ(ウルフドッグス名古屋)らが参加した。



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