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韓国放送局KBS、今度は倭色論争…韓国の魂見せるという音楽番組に登場した「日本の城」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

11日、KBS(韓国放送公社)が旧正月元旦(ソルナル)企画で放映した国楽基盤の音楽番組『朝鮮ポップアゲイン』で舞台の背景イメージに日本風の城が登場して論争になっている。[写真 YouTubeキャプチャー]

KBS(韓国放送公社)に倭色論争が浮上した。旧正月(ソル)連休に放映された国楽基盤の音楽番組で舞台の背景イメージに日本風の建築物が登場したためだ。受信料引き上げ問題と共に非難が拡散するとKBSは現在ポータルサイトやYouTubeなどにある関連映像を非公開に切り替えた。

◆韓国の魂を見せるといったのに…日本の城が登場

倭色論争が大きくなった場面は、11日KBSが旧正月元旦(ソル)特集として放映した『朝鮮ポップアゲイン』に登場した。この番組は放映当時、韓国の精神を世界に見せるという趣旨で、国楽や幅広いジャンルの音楽を組み合わせたいわゆる「朝鮮ポップ」を披露して話題を集めた。


ところが『虎が下りてくる』という曲で世界に「K興(フン、パンソリのリズム)ブーム」を巻き起こしたバンド「イナルチ(LEENALCHI)」の公演途中、舞台の背景に日本の城と思しきイメージが登場した。当時、イナルチが公演した『ヨボナリ』という曲は、パンソリ水宮歌(スグンカ)の内容を含んでいて、龍宮を表現するために城のイメージを使ったものと推定される。

◆「朝鮮ポップだと紹介しておきながら背景には日本建築物」

17日、一歩遅れてオンラインでは、この城のイメージをめぐり「大阪城」や「姫路城」のような日本の城ではないかという疑惑が提起された。幾層にも重なる楼閣の部分が際立っていて、代表的な日本の城の建築様式である天守閣を連想させるという。ネットユーザーは「誰か見ても我が国の城ではないが、日本の城を背景に使う神経が分からない」「大天守閣と小天守閣で構成された倭城の姿で姫路城スタイルだ」「朝鮮ポップだと紹介しておきながら背景を日本様式建築物にするのが非常識」などと批判した。

各種オンラインコミュニティやSNSでは「間抜けのKBS」というタイトルの投稿物も瞬時に拡散した。この投稿物には該当映像のキャプチャーイメージとともに「KBS受信料廃止が答えだ」という内容も入っていた。ネットユーザーは「受信料の価値が夫日売国だったのか」「こんなものをするくらいなら、公営放送の看板を取れ」などの反応を見せた。一部では11日に旧正月元旦特集で放映された『2021国楽童謡歌唱ハンマダン』でも同じ日本の城のイメージが使われたという疑惑が提起された。

◆映像非公開に転換、「経緯把握中」

現在、該当の舞台の様子が入った映像はポータルサイトやYouTubeなどでは閲覧できない状態だ。『朝鮮ポップアゲイン』の『ヨボナリ』舞台を検索すると、「チャネル運営者によって削除されたか提供が中止された動画です」という案内文が出てくる。関連の論争に対してKBS関係者は中央日報の電話取材に対して「ミスがあったようだ」とし「現在、演出を担当した関係者と内部会議を通じて該当イメージが使われた経緯を確認している」と明らかにした。

最近、受信料の引き上げを推進していたが、各種悪材料が重なったKBSの立場では関連論争には困惑している。1月24日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の誕生日にKBS公開音楽会が『Song to the moon』を選曲したことをめぐり、政治的偏向性疑惑が提起されたことがある。これに先立ち、会社員の匿名コミュニティ「ブラインド」にはKBSの億台年俸者と受信料引き上げをめぐる論争に対して「わが社への不満が多い」というタイトルの投稿物がKBS職員IDで登場して波紋を呼んでいた。



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