◆「ソウル-釜山16分可能」vs「10年以内には不可能」
加徳島新空港の他に釜山に導入するべきだと口をそろえた最新技術には「ハイパーループ」もある。ハイパーループは真空管の中をカプセル型列車を時速1000キロメートル前後の超高速で走らせることができるという次世代移動手段だ。「アーバンループ」「ハイパーチューブ」などとも呼ばれる。
国民の力の朴亨ジュン(パク・ヒョンジュン)元議員は昨年12月の1号公約として「『アーバンループ』を設置して釜山を15分生活圏にする」と発表した。嘉徳新空港から東釜山(トンブサン)まで釜山の主要地域をアーバンループでつなぐという構想だ。朴亨ジュン氏は「アーバンループはKTXより建設費が54%少なく経済性がある」と主張した。
これに対して民主党の金栄春(キム・ヨンチュン)元議員は先月12日、ラジオインタビューで「10年以内には絶対実現できない話なのに、1年間の市長選挙に登場して1号公約に掲げるのは少し情けなく、とんでもない」と指摘した。
金栄春氏の批判は、翌日民主党Kニューディール本部が京畿道義王市(キョンギド・ウィワンシ)にある韓国鉄道技術研究院を訪問して「ハイパーチューブ」を広報して気まずいものになった。民主党はこの日、「『ハイパーチューブ』でソウル-釜山を16分以内に連結することができる」としながら「出退勤も可能になる」と説明した。
匿名を求めた鉄道技術研究院の核心研究員は「現在は10年間国内のすべての研究陣と技術を注ぎ込んでこそ技術開発をかろうじて終えることができる水準」としながら「商用化はその後でこそ話をすることができる」と説明した。
◆ドーム球場vs海上野球場
野球場関連の公約は釜山市長選挙の常連だ。1985年に竣工した社稷(サジク)球場の状態が限界に達していて、釜山野球ファンの間では「野球場を新しく建ててくれれば誰でも選ぶ」という話が出るほどだ。
金栄春氏は個人放送で「釜山にドーム野球場一度作ろう」としながら「市民球団である釜山ジャイアンツを作ってみようという考えもある」と明らかにした。前釜山副市長のビョン・ソンワン氏は「市長権限代行だった時からドーム球場の必要性を検討した。言葉だけの公約にならないように準備する」と話した。民主党では「ホテルなどと共にドーム球場を海辺に作ってランドマークにしよう」〔李光宰(イ・クァンジェ)民主党議員〕という提案も出てきた。
国民の力元議員の李彦周(イ・オンジュ)氏はいっそ野球場を海上に作ろうという公約を掲げた。李氏は「機長(キジャン)沖など波が静かな内港に『フローティングシティ』を作る」とし「この上に海上野球場、公演会場などを作ってランドマークにする」と明らかにした。李氏側の関係者は「需要や予算は確定していない」としながら「今後規模は柔軟に変わりうる」と話した。
◆サムスン工場1+1誘致?
前釜山経済副市長のパク・ソンフン氏は先月26日、1号公約として「1+1サムスン誘致」を掲げた。「釜山機張SiCパワー半導体クラスターにサムスン電子とサムスン電機工場を誘致する」という計画だ。パク・ソンフン氏は「釜山市に勤務していたときにサムスン電子に投資を提案した」と話した。2号公約は「サムスンエンジニアリング工場を影島(ヨンド)に誘致する」という内容だ。だが、同じ党の朴亨ジュン氏は「特定企業を取り上げるのは非常に危険」と指摘した。
キム・ジョング教授は「この程度の規模の公約は国土交通部とも研究し、企画財政部とも予算の協議をして国家政策として推進しなければならない」としながら「釜山市の財政だけでは解決できない公約だけを掲げている」と話した。高麗(コリョ)大学政治外交学科のイ・ネヨン教授は「妥当性調査などを十分に経ないで開発公約に天文学的税金を使えば結局負担は釜山市民が抱えることになる」と話した。
釜山に100兆ウォン台の公約注ぎ込む韓国の与野党(1)
加徳島新空港の他に釜山に導入するべきだと口をそろえた最新技術には「ハイパーループ」もある。ハイパーループは真空管の中をカプセル型列車を時速1000キロメートル前後の超高速で走らせることができるという次世代移動手段だ。「アーバンループ」「ハイパーチューブ」などとも呼ばれる。
国民の力の朴亨ジュン(パク・ヒョンジュン)元議員は昨年12月の1号公約として「『アーバンループ』を設置して釜山を15分生活圏にする」と発表した。嘉徳新空港から東釜山(トンブサン)まで釜山の主要地域をアーバンループでつなぐという構想だ。朴亨ジュン氏は「アーバンループはKTXより建設費が54%少なく経済性がある」と主張した。
これに対して民主党の金栄春(キム・ヨンチュン)元議員は先月12日、ラジオインタビューで「10年以内には絶対実現できない話なのに、1年間の市長選挙に登場して1号公約に掲げるのは少し情けなく、とんでもない」と指摘した。
金栄春氏の批判は、翌日民主党Kニューディール本部が京畿道義王市(キョンギド・ウィワンシ)にある韓国鉄道技術研究院を訪問して「ハイパーチューブ」を広報して気まずいものになった。民主党はこの日、「『ハイパーチューブ』でソウル-釜山を16分以内に連結することができる」としながら「出退勤も可能になる」と説明した。
匿名を求めた鉄道技術研究院の核心研究員は「現在は10年間国内のすべての研究陣と技術を注ぎ込んでこそ技術開発をかろうじて終えることができる水準」としながら「商用化はその後でこそ話をすることができる」と説明した。
◆ドーム球場vs海上野球場
野球場関連の公約は釜山市長選挙の常連だ。1985年に竣工した社稷(サジク)球場の状態が限界に達していて、釜山野球ファンの間では「野球場を新しく建ててくれれば誰でも選ぶ」という話が出るほどだ。
金栄春氏は個人放送で「釜山にドーム野球場一度作ろう」としながら「市民球団である釜山ジャイアンツを作ってみようという考えもある」と明らかにした。前釜山副市長のビョン・ソンワン氏は「市長権限代行だった時からドーム球場の必要性を検討した。言葉だけの公約にならないように準備する」と話した。民主党では「ホテルなどと共にドーム球場を海辺に作ってランドマークにしよう」〔李光宰(イ・クァンジェ)民主党議員〕という提案も出てきた。
国民の力元議員の李彦周(イ・オンジュ)氏はいっそ野球場を海上に作ろうという公約を掲げた。李氏は「機長(キジャン)沖など波が静かな内港に『フローティングシティ』を作る」とし「この上に海上野球場、公演会場などを作ってランドマークにする」と明らかにした。李氏側の関係者は「需要や予算は確定していない」としながら「今後規模は柔軟に変わりうる」と話した。
◆サムスン工場1+1誘致?
前釜山経済副市長のパク・ソンフン氏は先月26日、1号公約として「1+1サムスン誘致」を掲げた。「釜山機張SiCパワー半導体クラスターにサムスン電子とサムスン電機工場を誘致する」という計画だ。パク・ソンフン氏は「釜山市に勤務していたときにサムスン電子に投資を提案した」と話した。2号公約は「サムスンエンジニアリング工場を影島(ヨンド)に誘致する」という内容だ。だが、同じ党の朴亨ジュン氏は「特定企業を取り上げるのは非常に危険」と指摘した。
キム・ジョング教授は「この程度の規模の公約は国土交通部とも研究し、企画財政部とも予算の協議をして国家政策として推進しなければならない」としながら「釜山市の財政だけでは解決できない公約だけを掲げている」と話した。高麗(コリョ)大学政治外交学科のイ・ネヨン教授は「妥当性調査などを十分に経ないで開発公約に天文学的税金を使えば結局負担は釜山市民が抱えることになる」と話した。
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