8日、釜山水営区(プサン・スヨング)の道路周辺に新型肺炎拡大防止のために旧正月連休期間の間、故郷訪問の自粛を呼びかける横断幕が掲げられている。ソン・ボングン記者
9日、富川市によると、槐安洞(クェアンドン)にある「永生教勝利祭壇」施設で信徒など20人と梧井洞(オジョンドン)のある補習塾で講師・生徒など33人が感染した。永生教関連施設で一番初めて症状を見せたのは塾講師Aさんだ。3日、筋肉痛・発熱など疑われる症状があったAさんは8日、感染が確認された。その後、疫学調査の過程でAさんが勝利祭壇の男子寮で過ごし、梧井洞の補習塾で勤めていることが分かった。防疫当局は勝利祭壇の男女寮と衣類製造会社「ポグァンファッション」など3カ所の利用者の全数調査に入った。ポグァンファッションは勝利祭壇の女子寮ビルの中にある。調査結果、20人が感染した。ほとんどが男子寮の居住者だ。
勝利祭壇ビルは2棟で構成されており、男女寮はそれぞれ違う棟だ。勝利祭壇施設の利用者は寮入所者37人を含んで信徒104人、ポグァンファッションの職員35人など計139人だった。富川市はこの日、勝利祭壇施設に集合禁止行政命令を下した。
塾ではAさんの弟子だった小学生B君が6日症状を見せた後、7日初めて感染した。富川市関係者は「B君が先に感染したが、症状の発現が先に現れたAさんを指標患者(最初の感染者)と見ている」と話した。該当塾では院生120人、講師8人、職員6人など計134人が留まっていたことが分かった。富川市関係者は「塾の感染者2人は他の塾2カ所をさらに通っていたことが明らかになり、追加のクラスターが発生するかもしれない」と話した。
富川市は勝利祭壇ビルと塾訪問者に「症状の有無と関係なく新型肺炎の検査を受けなさい」と求めた。チャン・ドクチョン富川市長のフェイスブックにはこの日「また、宗教施設だなんて腹が立つ」「収まろうとしていたのにクラスターがまた発生した」などのコメントが書き込まれた。
◆専門家「距離の確保、3段階に簡素化を」=保健福祉部中央事故収拾本部が9日主催した「距離の確保体制の改編のための第2回公開討論会」で国立がんセンターのキ・モラン教授は現行の5段階となっている距離の確保を3段階に簡素化する新しい距離の確保体系を提案した。キ教授は「距離の確保の段階引き上げは接触を減らして拡大を防止しようということ」とし「段階を減らし、基準を簡単にして感染者が急増すれば基準1つだけを満たしても早急に段階を引き上げ、安定すれば引き下げるように変えるべきだ」と話した。
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