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韓経:海運業界の競争に火が付いたが…日本や台湾にも押される韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
世界の海運業界が超大型化競争に出た。久しぶりに訪れた海運好況を迎え海運会社はそれぞれ超大型コンテナ船を導入して船腹量を増やしている。韓国の海運会社も奮戦しているが、中国、日本、台湾などと規模の争いで押される様相だ。

24日の海運業界によると、ドイツのハパックロイドと日本のオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)はそれぞれ2万4000TEU(1TEUは6メートルコンテナ1個)級コンテナ船6隻を最近発注した。ハパックロイドは大宇造船海洋に、ONEは自国の造船所に建造を任せた。昨年10-12月期以降に世界の造船所に発注された2万TEU級以上の超大型コンテナ船は30隻に達するものと把握される。昨年末に超大型船10隻を発注した台湾のエバーグリーンは追加発注を検討しているという。

韓国最大の遠洋海運会社のHMMもこうした流れに合わせ昨年2万4000TEU級の超大型船12隻を導入したが船腹量競争では依然として周辺国に押されている。フランスの海運調査機関アルファライナーによると、HMMの船腹量は71万9000TEUで世界8位にとどまっている。1年前より2段階上昇したが3位で304万3000TEUの中国遠洋海運、6位で159万9000TEUのONEと比較すればまだ半分にも満たない水準だ。


127万9000TEUで7位のエバーグリーンとの格差も大きい。現在発注残高もエバーグリーンが47万2000TEUで、HMMの12万8000TEUを上回っており、格差はさらに広がるものとみられる。海運業界関係者は「世界7位の海運会社だった韓進(ハンジン)海運が破綻してから韓国は台湾にも遅れを取っている。最近の海運大乱も結局船腹量不足と競争力低下から始まったもの」と話した。

世界の海運業界が超大型化に出た理由は「規模の経済」を実現するためだ。超大型コンテナ船は多くの貨物を一度に運搬できるため、燃料費負担が軽くなり運賃が下落する効果をもたらす。1990年代までは4000TEU級が超大型船級と分類されたが、現在はサッカーコート4面分の大きさを持つ2万4000TEU級が大勢となった。

一部では海運業界の超大型化競争が10年前のチキンゲームを再び呼び起こすのではないかとの懸念も提起される。世界最大手のマースクは当時1万8000TEU級コンテナ船20隻を一度に発注し海運業界の供給過剰を呼び起こした。



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