韓国船籍のタンカーを拿捕したイランが、拘束した韓国人の解放について、「イラン国内の司法手続きに従う」という立場を再確認した。これに対し韓国にある凍結資金については「利子も受け取れずにいる」と不満を隠さなかった。イラン側が10日からイランを訪れ交渉を進めた外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官にこうした立場を固守したことから韓国人船員5人の拘束が長引くのではないかとの懸念が大きくなっている。崔次官は12日に公式日程を終えカタールに向け出国する。
解放交渉の障害は結局韓国の都市銀行に凍結されているイランの原油輸出代金70億ドルの問題だった。イラン側は継続して凍結資金と船舶拿捕は別個の問題だと主張したが、交渉では原油輸出代金をめぐり韓国を批判し続けた。外交部関係者は12日、「船舶拘束に強く抗議し早急な解放を要請しているが、イラン側は決められた司法手続きを待ってほしいという立場だ」とし、凍結資金と関連しては「イラン側が自分たちの希望事項を詳細に話している」と話した。
◇「利子も受け取れていない」凍結資金抗議したイラン
特にイランのアラグチ外務次官は10日の崔次官との会談で、「韓国の政治的意志が不足し凍結資金問題が解決されずにいる。この問題が解決されてこそ両国関係が発展するだろう」と明らかにしたとイランのファルス通信が報道した。これに対して崔次官は「イラン側に韓国国内の凍結資金接近権を提供することを韓国政府の優先課題に設定する。凍結資金問題の最終的解決策を見出すために努力したい」と答えてアラグチ次官を説得した。
また、イラン中央銀行のヘンマティ総裁は11日の崔次官との会談で、「イランの資金70億ドルが2年以上韓国に足止めされている事実を容認できない。韓国の都市銀行はこの資金を凍結しただけでなく利子すら支払わずにいる」と話したとテヘランタイムズが報道した。ヘンマティ総裁は「1年6カ月前に韓国の経済副首相など主要人物が凍結資金問題に対する支援と協力を約束したが守られなかった」と抗議した。
崔次官はカタールへの出国を控えイラン国会の国家安保外交政策委員長と司法次官を相手に追加説得作業に出た。外交部関係者は「イランの政治体制の特性上、司法省は法的領域だけでなくイランの律法に関連した部分でも一定程度関与し影響力がある。イラン議会の国家安保外交政策委員長は(船舶を拿捕した)革命防衛隊の高官出身」と明らかにした。
解放交渉の障害は結局韓国の都市銀行に凍結されているイランの原油輸出代金70億ドルの問題だった。イラン側は継続して凍結資金と船舶拿捕は別個の問題だと主張したが、交渉では原油輸出代金をめぐり韓国を批判し続けた。外交部関係者は12日、「船舶拘束に強く抗議し早急な解放を要請しているが、イラン側は決められた司法手続きを待ってほしいという立場だ」とし、凍結資金と関連しては「イラン側が自分たちの希望事項を詳細に話している」と話した。
◇「利子も受け取れていない」凍結資金抗議したイラン
特にイランのアラグチ外務次官は10日の崔次官との会談で、「韓国の政治的意志が不足し凍結資金問題が解決されずにいる。この問題が解決されてこそ両国関係が発展するだろう」と明らかにしたとイランのファルス通信が報道した。これに対して崔次官は「イラン側に韓国国内の凍結資金接近権を提供することを韓国政府の優先課題に設定する。凍結資金問題の最終的解決策を見出すために努力したい」と答えてアラグチ次官を説得した。
また、イラン中央銀行のヘンマティ総裁は11日の崔次官との会談で、「イランの資金70億ドルが2年以上韓国に足止めされている事実を容認できない。韓国の都市銀行はこの資金を凍結しただけでなく利子すら支払わずにいる」と話したとテヘランタイムズが報道した。ヘンマティ総裁は「1年6カ月前に韓国の経済副首相など主要人物が凍結資金問題に対する支援と協力を約束したが守られなかった」と抗議した。
崔次官はカタールへの出国を控えイラン国会の国家安保外交政策委員長と司法次官を相手に追加説得作業に出た。外交部関係者は「イランの政治体制の特性上、司法省は法的領域だけでなくイランの律法に関連した部分でも一定程度関与し影響力がある。イラン議会の国家安保外交政策委員長は(船舶を拿捕した)革命防衛隊の高官出身」と明らかにした。
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