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【噴水台】金正日と朴槿恵

先週ソウルの情報市場は熱く燃え上がった。

韓国では大統領の息子の不正に対する検察の捜査が山場を迎え、「金正日(キム・ジョンイル)-朴槿恵(パク・クンへ)」面談に関するいくつかの興味深い内容が伝えられた。

ところで同期間中、ソウルの外国大使館の職員、多国籍企業の情報収集家、そして専門家らは、意外にもDJ(金大中大統領)の息子らに対する捜査だけでなく、「金正日-朴槿恵」対面の裏面にも相当な関心を傾けた。


ソウルには2回目の勤務というある外国外交官は「ある意味でDJの息子問題は過去のことだ。騒がれるだろうが、過去の統治者の息子に対する処理からも分かるように、その意味は韓国国内にとどまるだろう。どうせ新しい大統領が誕生すれば、すべてが整理されるはずだ」と話した。

彼は「反対に金正日-朴槿恵の対面は少なくとも現在進行形であり、未来のことだ。今回の対面は韓国に新しい大統領が誕生した後、再び対面しなければならない北朝鮮の指導者と、その体制を分析するよい端緒を提供している。しかし朴槿恵氏がソウルに戻った後、彼女が発表した内容以外に正確に伝えられたものはない」とし、このため「専門家らが細部内容とその意味を把握するため騒ぎ立てた」と話した。

また別の専門家は「指導者1人がすべての権威を独占する北朝鮮で、最高指導者が外部の人を専用機に乗せて平壌(ピョンヤン)に招待したというのは、金日成(キム・イルソン)時代当時北京にいたカンボジア国王ノロドム・シアヌーク氏以来初めて」と話した。

このほか、ソウルの外国人専門家らは、朴議員の板門店(パンムンジョム)経由決定も、百花園(ぺクファウォン)招待所で2人が交わした長時間の対話に満足したため下された特有の即興性によるものとみている。

事実、朴議員の北朝鮮訪問後に伝えられた内容は興味深いものも多いが、主に朴議員が尋ねて金委員長が答えた内容だ。

反面、金正日委員長が聞いて朴議員が答えた内容については、ほとんど言及していない。それは何だっただろうか。

「長い間ファーストレディをすれば、総理を2回した人よりましだ」という一部の評価のように、朴槿恵氏は人間と権力、維新以後の朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領の統治スタイルについて最も精通している専門家の1人だ。

また、金正日委員長が朴正煕時代と彼の統治スタイルに関心が多いというのもすでに広く知られた事実だ。従って百花園招待所で同日深夜2人が交わした話の相当部分は、こうした内容だった可能性もあるという分析も出ている。



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