現代重工業が建造したLNG運搬船。[写真 韓国造船海洋]
報道によると、今治が51%、JMUが49%をそれぞれ出資し、東京に本社を置く「日本シップヤード(Nihon Shipyard、NSY)」を1月1日に設立した。
今治は中小型、JMUは大型船舶分野を主に手掛け、両社は顧客基盤を共有して受注を拡大し、船舶建造作業は両社の造船所で分割して進める。
NSYの前田明徳社長は6日に開かれた記者会見で「日本の造船業を引っ張り、日本に造船所を残していくという思いだ」という抱負を明らかにした。
しかし日本1・2位の造船会社が力を合わせても、韓国・中国との差を埋めることは容易ではないものとみられる。朝日新聞は2社の合作は韓国勢や中国勢に対抗しようとするものだが「差は簡単には埋まらなそうだ」と展望している。
5日、韓国産業通商資源部によると、英国造船・海運分析機関「クラークソン・リサーチ」が昨年国家別船舶受注の実績を集計した結果、全世界の船舶発注1924万CGTの中で韓国が819万CGT(42.6%)を受注して世界1位となった。2位は中国(793万CGT)が占めた。3位は日本(137万CGT)、4位はロシア(95万CGT)だった。韓国造船業は2018年から3年連続で受注実績の世界1位を占めている。
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