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【社説】KOSPI3000…過熱の警告を聞き流してはならない

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国総合株価指数(KOSPI)が6日に史上初めて取引時間中に一時3000ポイントを突破した。韓国取引所によるとKOSPIはこの日午前に一時3027.16まで上がったが、警戒売りが出て2968.21で取引を終えた。KOSPIが3000を超えたのは2007年に2000を超えてから13年5カ月ぶりだ。新型コロナウイルスの世界的大流行という世紀的悪材料の中で現れた記録という点で注目に値する。半導体とインターネットを筆頭としたIT分野が前から引っ張り、新生バイオ企業が後から押し上げた結果だ。

だがKOSPI3000の記録はうれしさよりリスク要素がとても多く格別の注意が求められる。KOSPIが3000を踏んだのは韓国政府の莫大な財政投資による過剰流動性と低金利の中で投資先を見つけられない浮動資金が証券市場に集まったためだ。

最近証券市場を引き上げた主体は借金までして株式市場に飛び込んだ個人投資家だ。外国人投資家と機関投資家が売れば個人投資家が買い入れる局面だ。そのおかげで新型コロナウイルス流行初期だった昨年3月に1500以下に落ち込んでいたKOSPIはその後最近まで上昇曲線を描き続けている。だが熱くなった証券市場と関係なく実体経済はこの1年間続いた新型コロナウイルス大流行の中で崖っぷちに向け走っている。不況をこれ以上耐えることができず「廃業」の張り紙をした店が通りのあちこちに並んでいる。

実体経済が後押ししない証券市場の活況は海辺の砂塔のように崩れ落ちる可能性が大きい。国内総生産(GDP)比の証券市場時価総額の比率で証券市場の過熱水準を示す「バフェット指数」は昨年すでに123.4%まで上がり過去最高を記録している。指数が80%以下ならば証券市場が低評価、100%以上なら高評価されたと見なされる。専門家らは3月から再開される空売りがバブル崩壊の最初のシグナルになりかねないと懸念する。株価が下がってこそ利益を出せる空売りは基礎体力が弱い証券市場を引き下げかねない。株価が上がる時はすべてがバラ色に見えるが、一旦落ち始めれば金を借りて株式を買った個人投資家らは途轍もない危機に陥るだろう。家計負債はすでに1941兆ウォンに達している。

洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相は、「実体経済と金融間の乖離に対する懸念が大きくなっている。今年はさらに徹底したリスク管理により金融部門の安定に万全を期さなければならない」と証券市場のバブルを懸念する。韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁も「小さな衝撃にも市場が大きく揺らぎかねない」と話した。金融当局は言葉だけで懸念するのではなく、浮動資金が証券市場に過度に集まらないよう流動性を管理する案を講じなければならない。個人投資家らも株式投資は余裕資金で自己責任の下でするものという点を肝に銘じて慎重に対処するよう望む。

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