韓国政府関係者は5日、「清海部隊が未明(日本時間)にホルムズ海峡近隣海域に到着して任務遂行に入った」と明らかにした。
前日4日、イラン革命防衛隊が韓国国籍の化学運搬船「韓国ケミ」号を拿捕した状況に対応するためだ。オマーンのマスカット港南側海域で作戦を遂行している間、ホルムズ海峡に急派された。
清海部隊は事態収拾のために米国と協調する一方、外交部や海洋水産部などと緊密に協力している。
清海部隊は2009年3月からアデン湾一帯で韓国国籍の船舶を護衛し、現地にいる韓国国民が危険に陥った時に救出する任務を担っている。崔瑩(チェ・ヨン)のような韓国型駆逐艦(4400トン級)が6カ月交代で任務にあたっている。
韓国政府は昨年1月、清海部隊派遣地域をホルムズ海峡まで拡大した。米国主導のホルムズ護衛連合「国際海洋安全保障構成体(IMSC)」への参加を要請されたが、ここには参加せずに「独自派兵」という形式だ。
独自派兵はイランとの摩擦を最小化すると同時に、米国の要請を間接的に受け入れる折衷案だ。これに先立ち、日本もIMSCには参加しないで「調査・研究」を名分に護衛艦と哨戒機を出動させた。
現在、清海部隊に派遣された崔瑩には通常の乗組員規模200人よりも多い300人が乗艦している。海軍特殊戦戦団所属の検問検索隊員と艦艇警備の任務を支援する海兵隊や航空派遣隊などが追加された。
崔瑩は全長150メートル・全幅17.4メートル・深さ7.3メートルにで、最大速力は時速29ノット(時速約54キロメートル)の艦艇だ。127ミリ艦砲と艦対艦巡航ミサイル「海星(ヘソン)」、対潜誘導武器「ホンサンオ」も搭載し、強力な攻撃能力を備えている。ここにSM-II対空ミサイルも搭載し、最大140キロメートル先でも敵航空機を撃墜することができるほか、近接防御武器体系を備えていてミサイル防衛も可能だ。
崔瑩はこれに先立ち、清海部隊として派兵された2011年1月三湖(サムホ)ジュエリー号船員21人を全員救出した「アデン湾黎明作戦」、同年4月「韓進(ハンジン)天津(テンジン)号船員救出作戦」に成功した経験がある。
だが、ホルムズ海峡は水深が浅く内陸と隣接した狭い海で、空中と海からの脅威にさらされている。これに対し、海軍は派兵に先立ち魚雷・ミサイル・ドローン威嚇に備えるための装備と訓練を補強した。
また、イラン正規軍は海賊ではない。各種弾道ミサイルと潜水艦で武装している。北朝鮮で韓国哨戒艦「天安(チョナン)」攻撃に使われた魚雷も輸入して配置している状況だ。韓国国籍船舶はイランの港に停泊しているが、具体的な情報を把握することが難しい。
何より韓国人乗組員らの人命の安全と抑留解除が最優先である以上、清海部隊の動きは制限されるほかない。海軍軍艦を現地に急派して状況把握と圧迫に動いているが、すぐに崔瑩1隻で軍事作戦を行うのは外交的にも軍事的にも、そして韓国人抑留者の安全側面からも現実的ではないというのが軍内外の一般的な判断だ。
前日4日、イラン革命防衛隊が韓国国籍の化学運搬船「韓国ケミ」号を拿捕した状況に対応するためだ。オマーンのマスカット港南側海域で作戦を遂行している間、ホルムズ海峡に急派された。
清海部隊は事態収拾のために米国と協調する一方、外交部や海洋水産部などと緊密に協力している。
清海部隊は2009年3月からアデン湾一帯で韓国国籍の船舶を護衛し、現地にいる韓国国民が危険に陥った時に救出する任務を担っている。崔瑩(チェ・ヨン)のような韓国型駆逐艦(4400トン級)が6カ月交代で任務にあたっている。
韓国政府は昨年1月、清海部隊派遣地域をホルムズ海峡まで拡大した。米国主導のホルムズ護衛連合「国際海洋安全保障構成体(IMSC)」への参加を要請されたが、ここには参加せずに「独自派兵」という形式だ。
独自派兵はイランとの摩擦を最小化すると同時に、米国の要請を間接的に受け入れる折衷案だ。これに先立ち、日本もIMSCには参加しないで「調査・研究」を名分に護衛艦と哨戒機を出動させた。
現在、清海部隊に派遣された崔瑩には通常の乗組員規模200人よりも多い300人が乗艦している。海軍特殊戦戦団所属の検問検索隊員と艦艇警備の任務を支援する海兵隊や航空派遣隊などが追加された。
崔瑩は全長150メートル・全幅17.4メートル・深さ7.3メートルにで、最大速力は時速29ノット(時速約54キロメートル)の艦艇だ。127ミリ艦砲と艦対艦巡航ミサイル「海星(ヘソン)」、対潜誘導武器「ホンサンオ」も搭載し、強力な攻撃能力を備えている。ここにSM-II対空ミサイルも搭載し、最大140キロメートル先でも敵航空機を撃墜することができるほか、近接防御武器体系を備えていてミサイル防衛も可能だ。
崔瑩はこれに先立ち、清海部隊として派兵された2011年1月三湖(サムホ)ジュエリー号船員21人を全員救出した「アデン湾黎明作戦」、同年4月「韓進(ハンジン)天津(テンジン)号船員救出作戦」に成功した経験がある。
だが、ホルムズ海峡は水深が浅く内陸と隣接した狭い海で、空中と海からの脅威にさらされている。これに対し、海軍は派兵に先立ち魚雷・ミサイル・ドローン威嚇に備えるための装備と訓練を補強した。
また、イラン正規軍は海賊ではない。各種弾道ミサイルと潜水艦で武装している。北朝鮮で韓国哨戒艦「天安(チョナン)」攻撃に使われた魚雷も輸入して配置している状況だ。韓国国籍船舶はイランの港に停泊しているが、具体的な情報を把握することが難しい。
何より韓国人乗組員らの人命の安全と抑留解除が最優先である以上、清海部隊の動きは制限されるほかない。海軍軍艦を現地に急派して状況把握と圧迫に動いているが、すぐに崔瑩1隻で軍事作戦を行うのは外交的にも軍事的にも、そして韓国人抑留者の安全側面からも現実的ではないというのが軍内外の一般的な判断だ。
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