文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率（国政遂行評価）が４０％未満に低下した。韓国ギャラップとリアルメーターが共に１２月に入り、このような結果を出した。どれほど落ちればレームダックなのか。韓国ギャラップの資料を見ると、４年目に入る前に、３０％以下になった大統領がほとんどだ。それに比べれば、文大統領の支持率はまだ堅固な方だ。

盧泰愚（ノ・テウ）元大統領は１年目の１－３月期に２９％から出発した。２年目の４－６月期（２８％）から３０％を超えたことがない。金泳三（キム・ヨンサム）元大統領は３年目の４－６月期（２８％）、金大中（キム・デジュン）元大統領は３年目の１０－１２月期（３０％）、盧武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領は１年目の７－９月期（２９％）、李明博（イ・ミョンバク）元大統領は１年目の４－６月期（２１％）に３０％を下回る経験をした。朴槿恵（パク・クネ）大統領は４年目の７－９月期まで３０％以上を維持していたが、弾劾が推進された１０－１２月期（１２％）に急転直下した。

側近の不正が引き金となった。金泳三元大統領は、韓宝（ハンボ）ゲートと次男・賢哲（ヒョンチョル）氏の拘束後、レームダックになった。そんな中、通貨危機を迎えた。金大中元大統領は陳承鉉（チン・スンヒョン）事件、李容湖（イ・ヨンホ）事件、崔圭先（チェ・ギュソン）事件と権力型ゲートが相次いで起こり、三兄弟の息子（紅参トリオ）が不正に関与して拘束され、力を失った。大概、任期１年余りを残した時期だ。盧武鉉・李明博元大統領の義兄の不正が起きたのもこの時だ。


権力内紛も大きな原因だ。盧武鉉元大統領は、任期初期から湖南（ホナム）勢力（ランニング）と改革勢力（白ズボン）の葛藤に苦しんでいた。２年目に弾劾に苦しみ、任期後半に野党に大連立を提案するほど揺れた。李明博元大統領も親朴槿恵勢力との対立が任期中悩みの種だった。