スウェーデンのカール16世グスタフ国王(74)が自国の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の「集団免疫」対応が失敗だったことを認めた。スウェーデンは新型コロナ拡大初期、欧州で唯一集団免疫戦略を採択した。
BBCなどによると、グスタフ国王は17日(現地時間)に放映された例年のクリスマス演説で「私たちは失敗した。非常に多くの死者を出し、惨憺たる心境だ」と話した。スウェーデンの国王は国家元首だが象徴的なもので政治権力は有していない。
続いて「スウェーデンが厳しい環境で大きな苦痛を受けている」とし「遺族が新型コロナで家族の臨終を共にすることができず、あたたかい別れのあいさつさえできないということは衝撃的な経験」としながら遺憾を伝えた。
スウェーデン政府が新型コロナ事態に対して取った集団免疫戦略は、人口の大多数がウイルスに感染すれば伝染病の拡大が鈍化するという主張に従ったものだ。これに伴い、スウェーデンは封鎖措置を取らず、マスク使用も勧告しなかった。
秋に入ってスウェーデンの死亡者数は大きく増加した。10月から感染者が急増し始め、最近では一日9000人ほどの新規感染者が発生していた。先月だけで新型コロナで1700人が命を落とし、累積死亡者首も約8000人に達した。特に半分に近くの新型コロナ死亡者は療養院で発生した。
結局、スウェーデン政府は先月から路線を変更して公共施設運営を制限するなど規制に出た。8人以上の集会を禁止して午後10時以降の酒類販売を制限するなど一層厳格な防疫措置も導入したが、まだ多数の措置が勧告段階に留まっている。
BBCなどによると、グスタフ国王は17日(現地時間)に放映された例年のクリスマス演説で「私たちは失敗した。非常に多くの死者を出し、惨憺たる心境だ」と話した。スウェーデンの国王は国家元首だが象徴的なもので政治権力は有していない。
続いて「スウェーデンが厳しい環境で大きな苦痛を受けている」とし「遺族が新型コロナで家族の臨終を共にすることができず、あたたかい別れのあいさつさえできないということは衝撃的な経験」としながら遺憾を伝えた。
スウェーデン政府が新型コロナ事態に対して取った集団免疫戦略は、人口の大多数がウイルスに感染すれば伝染病の拡大が鈍化するという主張に従ったものだ。これに伴い、スウェーデンは封鎖措置を取らず、マスク使用も勧告しなかった。
秋に入ってスウェーデンの死亡者数は大きく増加した。10月から感染者が急増し始め、最近では一日9000人ほどの新規感染者が発生していた。先月だけで新型コロナで1700人が命を落とし、累積死亡者首も約8000人に達した。特に半分に近くの新型コロナ死亡者は療養院で発生した。
結局、スウェーデン政府は先月から路線を変更して公共施設運営を制限するなど規制に出た。8人以上の集会を禁止して午後10時以降の酒類販売を制限するなど一層厳格な防疫措置も導入したが、まだ多数の措置が勧告段階に留まっている。
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