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韓国、「2段階+α」効果なかった…コロナ感染者1日平均514人、社会的距離確保引き上げか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の新型コロナウイルス新規発生感染者が1日500人を超えた中で韓国政府が6日午後にも追加で社会的距離確保(ソーシャルディスタンス)を引き上げることを検討している。患者が集中する首都圏は現行の第2段階を2.5段階に引き上げる案が有力だ。首都圏以外は全体基準を1.5段階で維持するか、2段階に上げるが市・郡・区の状況によって自律的に対応できるようにする方式が議論される。

中央災害安全対策本部は6日午後3時に会議を開き、社会的距離確保引き上げ案を議論する。首都圏は2.5段階に引き上げられる可能性が大きい。変更された社会的距離確保2.5段階引き上げ基準は、全国の週平均感染者(国内発生)が400人~500人以上か、全国が2段階の状況でダブリングなど急激な患者増加が見られた時だ。11月30日~12月6日の1週間の1日平均新規患者は514.4人に達した。

◇「2段階+α」でも患者減らず


中央災害安全対策本部は先月24日午前0時から2週間にわたり首都圏に社会的距離確保「2段階+α」措置を実施している。だが1週間が過ぎても新型コロナ新規患者は減らなかった。2日が493人、3日が516人、4日が600人、5日が559人、6日が599人だった。首都圏の社会的距離確保引き上げの必要性に対し、生活防疫委員会やソウル・京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)もやはり共感したという。ソウルの場合、5日から先制的に強化された2段階措置を施行している。

社会的距離確保が2.5段階に調整されればカラオケや訪問販売施設、室内スタンディング公演会場などは営業を中止しなければならない。自営業者に及ぼす影響は大きいが、現在の状況は切迫している。新型コロナの重症患者は6日午前0時基準で125人に増えた。1週間前には76人だった。

◇非首都圏はどのように調整されるか

首都圏を除いた14の市と道の場合、現在共通で1.5段階が適用されている。散発的な集団感染が続いていることから2段階に同時に引き上げるが、市・郡・区ごとの状況によって自律的に1.5段階に下げる案も議論されている。そうでなければ反対に基準点を現状の1.5段階に据え置いた上で自律的に引き上げる案も議論される。

中央災害安全対策本部は6日午後3時に会議を開き、社会的距離確保引き上げ案を議論して決める予定だ。続けて午後4時30分に定例会見を通じて議論結果を発表する。



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