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韓国政府、アストラゼネカ社とワクチン購入契約…来年ごろ接種(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
政府がワクチンの供給契約を締結したと言ってもすぐに接種が始まるわけではない。保健当局が副作用事例などを検討した後、使用を承認する必要がある。ワクチンに適合した特殊冷蔵・冷凍流通ネットワークを構築する必要があり、ワクチン接種後に生じ得る副作用の報告体系なども作らなければならない。このような過程を経れば、実際の接種時期は来年に持ち越されることになる。

チョン・ウンギョン疾病管理庁中央防疫対策本部長は1日、ブリーフィングで「ワクチンの安全性に対する情報がさらに必要な状況なので該当国のワクチン最終許可を見て、それにしたがって高齢者、慢性疾患者に対してどのような効能を見せたのか安全性と効能を考慮したうえで細部的な接種計画を立てる必要がある」と話した。チョン本部長は「現状況ではどのようなワクチンが最終的に効果があるかも分からないため、危険分散の次元でmRNAワクチンであれ、ウイルス伝達体ワクチンであれ多様なワクチンを確保しておいて実際に接種する際はワクチンの種類と対象者をマッチングして優先順位を付ける必要がある」と説明した。

一方、英BBC放送は2日「政府が米国のファイザーとドイツのバイオNテックが開発したコロナワクチンの緊急使用承認を勧告した医薬品・医療製品規制庁(MHRA)の決定にしたがってワクチンの使用を許可した」と報じた。これに伴い、英国政府は数日内にファイザーワクチン接種が始まると放送は伝えた。英国政府はすでにファイザーから2000万人に2回接種できるようにワクチン4000万ドーズ分量を注文した状態だ。韓国食品医薬品安全処もファイザーワクチンに関連した準備に着手した。食品医薬品安全処のキム・ヒソン迅速審査課長は2日「ファイザーのワクチンの場合、韓国が受け付けた書類がなく言及し難い」としつつも「承認申請が入れば迅速審査の対象に指定されるので1カ月から1カ月半程度ぐらいなら結果が出るだろう」と話した。


高麗(コリョ)大学薬科大学のソン・デソプ教授は「10年がかかるワクチン許可過程を10カ月に短縮させた」とし「今英国が急いで承認するワクチンを韓国人が打つのは事実上ベータテスター(エラー発見のための試験対象)になるわけで、他国で大規模に接種した後、どのような副作用が現れるかを検討しながら接種する必要がある」と話した。ソン教授は「国内で一日に500人程度の感染者が発生しているが、外国に比べると非常に統制がうまくできている状況だ。このような状況を考えて先に購入契約を結ぶ一方で、時間を置いて接種するのが最も賢明な方式だと考える」と話した。


韓国政府、アストラゼネカ社とワクチン購入契約…来年ごろ接種(1)

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