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1回分の半分を打ったのにさらに効果? 怪しいアストラゼネカのワクチン(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
①低容量を打ったグループの効果がより良い理由が不透明

23日、アストラゼネカは自社が開発している新型肺炎ワクチンの第3相の中間データの分析結果、平均免疫効果が70%だと発表した。

1回分の定量を1カ月置きに2回投与したグループ(8895人)の免疫効果は62%だったが、1次接種で1回分の定量の半分だけを投与して2次接種で1回分の定量を投与したグループ(2741人)の免疫効果が90%まで増加したと説明した。


これを受け、アストラゼネカのメネ・パンガロス副社長は「本来研究チームはすべての参加者に1回分の定量を投与するつもりだったが、測定エラーによって半分だけを投与することになった」と明らかにした。「当社が1回分の半分を接種したのは幸運だった」ともした。

だが、オックスフォード大学側は服用量の違いにより免疫効果が違う原因を究明するうえで数週間から数カ月がかかるという立場だ。

NYTは臨床設計段階で1回分の半分を投与してワクチンの効能を測定するように考案されたものではないため、専門家たちが結果の信頼性に疑問を提起していると指摘した。

また、1回目の投薬で1回分の半分を打った参加者は全員55歳以下で、高齢層がなかったという点も一歩遅れて明らかになった。さらにこの事実は米政府のワクチン開発プロジェクト「オペレーション・ワープ・スピード(超高速作戦)」の責任者、モンセフ・スラウイ氏が初めて公開した後、アストラゼネカ側が一歩遅れて認めて信頼度をめぐる論議も大きくなった。

②臨床分析結果で核心情報が欠落

アストラゼネカは全体第3相参加者の中で131件の新型コロナ感染事例が発生したと明らかにした。だが、2回の接種でワクチンを1回分ずつ投与したグループ、1次接種で半分だけを投与したグループ、違約を投与したグループでそれぞれ数件ずつ確認されたかは公開しなかった。CNNはデータ分析の結果で核心情報が欠落していると指摘した。

ワクチン検討専門家、FDAのポール・オフィット諮問委員は「資料なしではこの発見の重要性を分かることが難しい」と話した。米製薬会社ファイザーとモデルナが臨床結果を発表した時はこのような情報がすべて含まれていた。

しかも、今回の分析結果が英国とブラジルでそれぞれ異なる設計をした臨床結果を総合したものという点も明らかになった。NYTは通常、製薬会社は同じ方式で設計した臨床結果を発表するのが慣行だと指摘した。

③2回の臨床中止履歴

専門家らはアストラゼネカのワクチンの安全性に対しても疑問を提起する。これに先立って、アストラゼネカのワクチンの臨床試験は試験参加者から副作用が現れて2回中止されたことがある。

その後、当局はワクチンと関係がない問題だと判断して試験を再開するように許可した。アストラゼネカ側は今回の臨床結果を公開して「ワクチン関連深刻な安全事故は確認されなかった」と明らかにした。

だが、CDCの諮問委員であるウィリアム・シャフナー博士はCNNに「試験を中止させた深刻な副作用に対する情報を具体的に知りたい」と話した。米フロリダ大学のワクチン試験設計専門家であるナタリー・ディーン博士はNYTに「アストラゼネカの試験データはすべての情報がどこから来てどのように合わせられたのか分からない」と批判した。


1回分の半分を打ったのにさらに効果? 怪しいアストラゼネカのワクチン(1)

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