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ニュージーランド首相「セクハラの韓国外交官の引き渡しを要請しない」…被害者「失望」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領が7月、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相と電話会談を行っている。[写真 青瓦台]

ニュージーランドでセクハラの疑惑が持たれて帰国した外交官に対してニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が犯罪人引き渡しの要請はないと発言して被害者が当惑していると16日(現地時間)、ニュージーランドメディア「スタッフ(Stuff)」が伝えた。

スタッフによると、アーダーン首相は閣僚会議が終わった後記者会見でこのような決定について「自身が決定したわけではない」としつつも犯罪人引き渡しの要請はないということを確認したという。これを受け、スタッフは「7月アーダーン首相が文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談でこの事件に対する協力を求めたにもかかわらず、ニュージーランド政府がさらに多くの法的措置を取ろうとする努力を中止したとみられる」と解説した。

この事件は2018年初めニュージーランドを離れた韓国外交官からセクハラにあったと主張して浮上した。ニュージーランド司法当局は2月セクハラ疑惑3件でこの韓国外交官に対する逮捕状を発行した。引き渡し要求も続くだろうと現地メディアは見通したが、この日アーダーン首相の発言で気流が変わったわけだ。


被害者は当惑感を隠せずにいる。彼は「引き渡しができないなら、理由を話してほしい。この問題に対する調査が必要だと思う」と訴えた。また「司法手続きは最後まで進むべきだ」として「もし裁判所が外交官に無罪決定を言い渡すなら裁判所の決定を尊重するだろう」と話した。



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