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韓国国歌作曲家の遺族、「親日行為」主張に光復会長を告訴

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金元雄光復会長が20日、国会疎通館で愛国歌を作曲した安益泰の親日行跡を説明する資料を公開した。光復会関係者がナチスドイツ音楽会の映像資料を説明している。オ・ジョンテク記者

韓国の愛国歌を作曲した安益泰(アン・イクテ)の「親日行為」を主張した金元雄(キム・ウォヌン)光復会長が遺族から告訴された。

安益泰の甥であるアン・ギョンヨン(米国名デービッド・アン)さんは9日午前、金会長を死者名誉毀損容疑でソウル中央地検に告訴した。

アンさんは「(光復会長が)どんな目標からかは分からないが、一個人を『民族反逆者』と話したことに対し、遺族として耐えかねて告訴まですることになった」と明らかにした。


これに先立ち、金会長は今年8月15日の第75周年光復節(解放記念日)慶祝式で「光復会が安益泰の親日・親ナチス関連の資料をドイツ政府から入手した」とし「その中では安益泰がベルリンで満州国建国10周年祝賀演奏会を指揮する映像がある」と主張した。

金会長は「民族反逆者が作曲した歌を国歌に定めた国は世界で大韓民国ただ一国だけ」とも話した。

その後も金会長は各種ラジオ放送に出演して「安益泰が日本のベルリン諜報を担当した」「安益泰が作曲した国歌はブルガリア民謡を盗作した」などの主張を続けてきた。

アンさんは告訴状で「該当の映像はドイツ留学生ソン・ビョンウクが2006年ドイツ連邦文書保管所で発見した、ベルリンフィルハーモニー大劇場で安益泰が指揮する映像物」としながら「ドイツ政府が安益泰の親日・親ナチス資料だと規定して伝達した資料ではない」と明らかにした。

また「(愛国歌の盗作是非は)すでに1978年コン・ソクチュン延世(ヨンセ)大学音大教授が論文を通じて盗作ではないという事実を明らかにしており、文化公報部でも根拠がないと判定した」と反論した。

アンさん側の弁護人は「準備ができ次第、光復会に対して民事上賠償を請求する訴訟も提起する」とも明らかにした。



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