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バイデン氏、「クソ戦犯」と暴言も辞さない「率直外交」…金正恩には難敵か(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

上院外交委員長だった2001年、金大中(キム・デジュン)大統領を表敬訪問したバイデン氏(左)。 [青瓦台写真記者団]

◆金大中大統領と深い関係

2001年6月。就任5カ月目のジョージ・W・ブッシュ米大統領が野党上院議員のバイデン氏をホワイトハウスに招請した。外交問題の諮問のためだった。オーバルオフィスでバイデン氏に会ったブッシュ大統領は「あなたの友人という韓国の金大中(キム・デジュン)大統領が私に怒っているというが、なぜなのか」と尋ねた。

バイデン氏は「韓国を民主化し、ノーベル平和賞を受賞した金大中大統領のことか。友人ではないが尊敬している」と答えた。するとブッシュ大統領はバイデン氏の膝を手でたたいて「私が3カ月前(2001年3月)、金大中大統領と首脳会談をしながら『小さな共産主義者(金正日総書記)を信頼できない』と話しただけだが、なぜ怒るのか」とまた尋ねた。


すると今度はバイデン氏がブッシュ大統領の膝に手を伸ばして話した。「あなたがその発言をした時、金大中大統領は『ブッシュ大統領には私が金正日(キム・ジョンイル)総書記と同じように見えているようだ』と感じたはずだ。また、あなたの部下のパウエル国務長官は『米国は金大中大統領の太陽政策を支持する』と公言した。その後に会った金大中大統領にあなたはむやみに『太陽政策は失敗だ。米国は抜ける』と一喝した。このため金大中大統領は韓国に戻って非難を浴び、苦境に陥った。それが金大中大統領があなたに腹を立てた理由だ」。

バイデン氏は「尊敬する政治指導者」を尋ねられると、金大中大統領を最初に挙げる。1983-84年に金大中氏が米国に亡命した際に会ったバイデン氏は、2001年に上院外交委員長として訪韓し、金大中大統領と昼食会をした。当時、補佐官としてバイデン氏に随行したフランク・ジャヌージ・マンスフィールド財団代表によると、バイデン氏は金大中大統領に「ネクタイが素敵だ。私がそのような素敵なネクタイをしていれば大統領になったはず」と話した。すると金大中大統領はすぐにネクタイを外してバイデン氏にプレゼントした。ネクタイには昼食会でのスープのしみがあったが、バイデン氏は気にせず着用し、「金大中大統領のネクタイ」と自慢していたという。

カン・チャンホ/論説委員


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