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韓国政界が記憶するバイデン氏「中朝問題に関心が高かった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2013年12月6日、バイデン米副大統領(当時)が青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)を訪問し、集賢室で朴槿恵大統領(当時)との会談のために席に移動している。[写真 青瓦台写真記者団]

2015年11月15日午後、潘基文国連事務局長(当時)とオバマ米大統領が、トルコ・アンタルヤのレグナムホテル・コンベンションセンターでG20首脳会議の団体記念撮影現場に移動しながら会話している。[写真 青瓦台写真記者団]

勝機をつかんだバイデン米大統領選挙候補は、李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)政府時代の2009~2017年に米国の副大統領だった。そのため、韓国内の進歩陣営関係者よりも保守関係者の方と縁がある。

現役の国会議員の中でバイデン候補と長時間の会話を交わしたのは、朴振(パク・ジン)国民の力議員だ。朴議員が2008年に韓米議員外交協会団長を務めた時、米上院外交委員長だったバイデン候補と米国で1時間ほど単独面談した。

朴議員は5日、中央日報の電話取材に「バイデン候補は当時、韓米自由貿易協定(FTA)について『必要なこと』と言及し、北朝鮮と中国の問題にも多くの関心を見せた」とし「北朝鮮の人権、北朝鮮の核問題について『原則に従って解いていけば、答えが見えるだろう』と述べ、中国に対し『封鎖(containment)ではなく、競争協力(engagement)でアプローチしなければならない』と強調したのが記憶に残っている」と伝えた。


また、朴議員は当時66歳だったバイデン候補を見て「政治の意志が旺盛で驚いた」と覚えていた。朴議員は「バイデン候補が『イリノイ州に有望な40代の上院議員(オバマ大統領)がいるが、20歳年上の私に副大統領を務めてほしいと言っている』と笑った」とし「それから少し経って、オバマ大統領の当選により副大統領を務め、今度は大統領当選の可能性が高まっているため感慨深い」と述べた。

趙太庸(チョ・テヨン)国民の力議員もバイデン候補と親交がある。2013年に副大統領だったバイデン氏が訪韓した時のことだ。趙議員は韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長としてバイデン副大統領と当時の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官の面談に同席した。趙議員は「バイデン候補は韓米友好を強調し、終始和気あいあいとした雰囲気の中で議論が行われた」とし「特に在韓米軍の重要性に言及し、韓米同盟を強調して印象的だった」と語った。

潘基文(パン・ギムン)元国連事務局長は、バイデン候補との関係が良好な韓国高官に挙げられる。潘元局長はバイデン候補が副大統領に就任する前から国連事務局を務め、退任時期が同時期だった。

潘元局長は中央日報の電話取材に「バイデン候補が副大統領時代に国連ニューヨーク本部によく立ち寄った」とし「俗な言い方をすると威張ったりしない性格の持ち主で、様々な国際事案について博識な情報政治家だった」と語った。

9月にバイデン候補の母校、デラウェア大学が「バイデンスクール」(Biden school of public policy)を作ったとき、バイデン候補が潘元局長に基調講演を引き受けてほしいと頼んだこともあったという。潘元局長は「当時、私が動画でメッセージを送り、バイデン候補の妹のバイデン・オーウェンズ教授が司会を務めた」と伝えた。

共に民主党では宋永吉(ソン・ヨンギル)議員が初当選議員時代の2004年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の歴訪でバイデン候補と会ったことがあるという。金大中政府の時、大統領秘書室1付属室長だった金漢正(キム・ハンジョン)議員はバイデン候補と金大統領の面談に同席したことがある。

民主党内では「韓悳洙(ハン・ドクス)役割論」も提起される。金大中(キム・デジュン)政府時代に首相を務めた韓元首相は駐米大使時代にハリムグループがデラウェア州の鶏肉加工業者を買収したときに橋渡しをしたという。1973年から2009年までのデラウェア州上院議員だったバイデン候補と間接的な縁があるということになる。民主党関係者は「党の韓半島タスクフォース(TF)の訪米に先立ち、韓元首相と懇談会を持ち、支援を求める予定」と語った。



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