韓国法務部が外国人登録証の英文表記名を「Alien Registration Card」から「Residence Card」に変更する出入国管理法施行規則改正案を今月5日に立法予告すると明らかにした。これはエイリアンに「外国人」という意味の他に「外界人(宇宙人)」という意味も含まれていて、外国人に対する否定的・差別的な認識を持たせかねないという指摘が出たことに伴ったものだ。写真は現行の外国人登録証の見本。[写真 韓国法務部]
韓国政府は1966年に初めて発給した外国人居住許可証(Alien Residence Permit)以降から登録証の外国人英文表記を「エイリアン」としてきた。今年5月に発足した第1期法務部「社会統合移民者メンター団」が、この単語が外国人に対する排他的な認識を持たせるおそれがあるとして改善を建議し、法務部はこれを積極的に反映することにした。
法務部は移民者メンター団・外国人政策実務委員会・移民政策研究院などを通して、さまざまな外部意見を取りまとめて、欧州連合(EU)国家・日本・中国などで広く使用中である「Residence Card」を新しい英文表記として採択した。
法務部関係者は「今後も国民と在韓外国人が調和して共存することができるように疎通窓口を拡大し、政策に反映するための努力を持続していく」と明らかにした。
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