世界貿易機関（ＷＴＯ）事務局長決選で欧州連合（ＥＵ）加盟国が韓国の兪明希（ユ・ミョンヒ）産業通商資源部通商交渉本部長でない、ナイジェリアのヌコジ・オコンジョイウェアラ元財務相を支持するものとみられるという外信の報道が出た。２人はＷＴＯ事務局長を選出する決選に最後の候補２人にのぼった。



２４日（現地時間）、ブルームバーグ通信は事案に精通した匿名の消息筋を引用してＥＵがナアジリアのオコンジョイウェアラ氏を支持する方針を推進していると報じた。


ＥＵ加盟国の票が重要な理由はＥＵ加盟国２７カ国は一人の候補に票を集中するためだ。報道によると、ナイジェリア候補を支持する雰囲気を主導している国は今年下半期ＥＵ巡回議長国であるドイツだ。現在ＥＵ加盟国２７カ国の中でナイジェリア候補の支持に反対している加盟国は５カ国だが、この加盟国を説得するための内部議論が続くだろうと外信は伝えた。

ブルームバーグ通信はＥＵがオコンジョイウェアラ氏を支持する理由はＥＵがアフリカとの関係を強化しようとしており、オコンジョイウェアラ氏が世界銀行などで幅広い経験を持っているためだと報じた。

ＷＴＯは１９日から加盟国１６４カ国を相手に最終候補の選好度調査を実施している。調査は２７日まで行われる。決選の場合、選好度調査後に協議を経て加盟国全員合意方式でＷＴＯ事務局長が選出される。

ＷＴＯは選好度調査を踏まえて１１月７日までに全体加盟国の合意を導き出す予定だ。