カタール航空
BBCなどが25日に伝えたところによると、今月2日にドーハのハマド国際空港のトイレで未熟児が見つかった。カタール当局は母親を探すため空港の女性乗客を対象に子宮検査をすることにした。
当時カタール発シドニー行きの便に乗っていた女性乗客も救急車に移されて検査を受けなければならなかった。オーストラリアメディアのチャンネル7は、女性乗客は滑走路にいた救急車で下着を脱ぎ検査を受けるよう指示されたと報道した。
強制的な脱衣捜索を受けた女性の中にはオーストラリア国籍者が13人含まれていた。AFP通信によると匿名の情報提供者は「女性乗客は同意していないのに強制的に検査を受けなければならなかった」と話した。
この事件は当時検査を受けたオーストラリア女性客がメディアに情報提供して明らかになった。当時彼女らが乗ったカタール航空QR908便は離陸が4時間ほど遅れた。他の航空便を利用した女性らも強制検査を受けたが検査を受けた女性の人数と国籍は確認されていない。
ハマド空港は声明で「医療専門家が子どもを産んだばかりの女性の健康に対する懸念を示した。子どもの発見場所に接近可能な乗客に協力を要請した」と説明した。一方、子どもは保護を受けており、母親はまだ見つかっていないとBBCは伝えた。
一方、オーストラリア外務貿易省は公式外交ルートによりカタール政府に対し今回の事件に対する深い懸念を表明した。オーストラリア政府報道官は声明で、乗客の同意なく進められた女性への身体検査に対し「受け入れることはできない非常に不快な措置だった」と明らかにした。
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