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米国務副長官「韓国含むクアッド拡大を話すのは時期尚早」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

エスパー米国防長官は20日、ワシントンのシンクタンク「アトランティックカウンシル」の対談行事で「我々の共同安保にただ乗りはあり得ない」と述べ、防衛費分担金引き上げに向けて圧力を加えた。 [米国防総省]

ビーガン米国務副長官が20日(現地時間)、 「韓国を含むクアッド(Quad)拡大を話すのは時期尚早」と述べた。日米豪印戦略対話(クアッド)を反中集団安保機構にすると同時に、韓国・ニュージーランド・ベトナムなどを参加させて「クアッドプラス」への拡大を推進するという構想から一歩後退したのだ。一方、エスパー国防長官は「我々の共同安保にただ乗りはあり得ない」とし、防衛費分担金の増額に向けて圧力を加えた。

ビーガン副長官はこの日、電話記者会見で、「韓国政府にクアッドプラスへの参加を提案したのか」という質問に対し、「現在、米国が支持するクアッド拡大のための計画された政策はない」と答えた。続いて「クアッド自体もまだ定義されていない実体であり、クアッド拡大問題を話すのは時期尚早」と話した。

ビーガン副長官は「クアッドは時間が経過すれば、ある時点にはさらに定例化され、さらに公式化されるべきというのが我々の立場」とし「構成員の主権と繁栄を保障する自由で開かれたインド太平洋を守るために、域内のどの国との協力も歓迎する」と拡大の余地を開いておいた。


また「インド太平洋にはさらに強化し、協力を拡大していく多くの連合体がある。米国は日本・韓国・オーストラリア・タイのようなパートナーと相互放衛協定を結んでいる」とし、韓国に言及した。

これに先立ちポンペオ国務長官も6日、東京で開催されたクアッド外相会合で「(クアッド)4カ国だけでなくASEAN国家、我々と価値観を共有するこの地域全体が、中国共産党の脅威に共に対応していくべき」と述べ、参加圧力を加えた。

エスパー米国防長官も20日、シンクタンク「アトランティックカウンシル」が主催した対談行事で、同盟国に対し、防衛費分担金の引き上げ、対中国での協力を要求した。

エスパー長官は「我々は同盟に対し、準備態勢の向上、防衛費分担金の増額、共通の挑戦の解決に向けて働きかける」とし「また我々は、米国が中国の悪行とロシア侵略に対抗して戦ううえで、同盟が肩を並べて協力することを期待する」と述べた。さらに「我々の共同安保にただ乗りはあり得ない」と強調した。



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