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35万1000ウォンに跳ね上がったが終値25万8000ウォンに…ビッグヒット出せなかったBigHit

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

BigHitエンターテインメントKOSPI上場初日の15日、ソウル汝矣島(ヨイド)の韓国取引所1階ロビーでBigHitの上場記念式典が開かれている。左から4人目がパン・シヒョクBigHitエンターテインメント代表。[写真 共同取材団]

公募株申込は「ビッグヒット」だったが、上場初日は「ビッグヒット」にはならなかった。ボーイズグループ防弾少年団(BTS)の所属事務所、BigHitエンターテインメントの15日、KOSPI(韓国総合株価指数)上場初日の様子だ。

開始は好調だった。BigHitの始値(開始価格)は公募価格(13万5000ウォン、約1万2400円)の2倍の27万ウォンをつけた。午前9時に株式市場が開いてすぐに上限価格(30%上昇)の35万1000ウォンに跳ね上がり、いわゆる「タサン」(公募価格の2倍+上限価格)に成功した。しかし、10分で株価が34万ウォン台に落ちると、午前11時頃には30万ウォン以下に下がった。午後には株価の下落幅が大きくなり、結局始値より4.4%減の25万8000ウォンで取引を終えた。

この日、BigHitの終値は公募価格より10万円以上高いものの、初日から「タサン」を期待していた公募株の投資家にとっては残念な水準だ。BigHitと共にことしの公募株「ビッグ3」とされるSKバイオファームは上場以来3日連続でストップ高、カカオゲームズは2日連続でストップ高を記録した。先だって5~6日にBigHitの公募株申込には投資家が預けた証拠金として58兆ウォン以上集まった。当時1億ウォンを証拠金として預けた投資家の場合は2株が割り当てられた。


時価総額29位でKOSPI市場デビューを飾ったBigHitは、最終的に時価総額33位で初日の取引を終えた。BigHitの終値に発行済株式数をかけた時価総額は8兆7323億ウォンだった。すでに証券市場で取引されていたJYP(1兆2087億ウォン)、YG(8256億ウォン)、SMエンターテイメント(7469億ウォン)の時価総額をすべて足した額より約6兆ウォン多い。BigHitの最大株主パン・シヒョク代表が保有する株(1237万7337株)の価値は約3兆2000億ウォンに及ぶ。

15日、BigHitの取引代金は1兆9400億ウォンを記録した。KOSPIとKOSDAQ(コスダック)市場に上場した銘柄をあわせて取引代金1位だった。外国人と機関投資家は売りに出したが、個人投資家は2400億ウォン以上買い入れた。主な証券会社はBigHitの株価の適正価格を20万ウォン台と見ている。ハンファ証券は26万ウォン、イーベスト投資証券は21万2000ウォンを適正株価として示した。現代車証券が提示した目標株価は23万3000ウォンだった。

パン代表はこの日午前、韓国取引所で行われた上場記念式で「音楽とアーティストを通じてすべての人々に慰安を与えるという初心を忘れず、世界最高のエンターテインメント・ライフスタイル・プラットフォーム企業として進んでいく」と語った。



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